2007年07月28日

キャバレーのギタリスト

最初の店は短かった

多分2ヵ月未満で次の店に移ったと思う
チェンジバンド(コチラがメインバンドだった)のピアニストが辞めるので お前ピアノ弾かないかとバンマスに言われた
僕はピアノは触ったことも無いに等しい状態だったし 特にキャバレーのバンドはショーの伴奏がある
この時は 勧進帳のように長い楽譜を見て弾かなければならないけど そんなこと ピアノが弾けない僕に出来る訳がない
長い目で見れば この時ピアノに転向して 叱られながらでもピアニストになっていれば その後の僕の人生 何かの変化があったと思うけど プラスになったかマイナスになったかは 神のみぞ知る だろう

当時は 女みたいに椅子に座って弾く楽器は格好悪いという意識があって ピアノを弾きたいなんて少しも思わなかったけど 長いこと音楽をやってると あの時半年でもピアノをやっておけば良かったかなという後悔も 無い訳ではない

バンドマンの世界は 噂が広まるのは早い
某三流キャバレーに入ったベースは ギターも弾けるし譜面も強い
そんな噂が割合広まったんだろう 恥ずかしながら僕のことです

あるバンドから引っ張りが来ました

そのバンドは 少しだけランクが上がって 2流キャバレーのそこそこ良いバンドで ギターも含めて5人編成ですが 今は良いギターが見つからないので トランペットがエキストラで入っているとのこと

聞けば 以前 大型ディスコでブラスロックを中心に先進的な演奏を聞かせていたグループらしく ジャズもロックも両方弾けるギターを探していた

僕はジャズは弾けないし ロックも中途半端
不安はベースでプロになるときよりも随分大きかったけど ギターでプロとして仕事が出来るということが大きな魅力で そのオファーを受けることにした

ギャラは月8万円 1軒のギャラでは少しだけアップ
掛け持ちの分はオマケみたいなものだから 単純にランクアップだと喜んだ

この店もバンドも楽しかった

客が入ってくれば 歌謡曲が中心になるけど それまでは クルセダーズやクインシー・ジョーンズの洒落たアレンジのナンバーがゴロゴロしてて 難しかったけど 楽しかった
初めて耳にする音楽だったけど 僕のような 中途半端なギタリストにはピッタリの曲が多かった

一応 譜面は読めませんと言って入ったバンドだったから アルトサックスのバンマスは 僕の読譜力や演奏は 随分気に入ってくれた
ただ 彼から言われたのは エレキギターはもっと斬新なことを目指せよ と言うことだった

当時 胸までかかる長髪をなびかせる僕の外見は ロッカーそのものだったし ギターもレスポールを使っていたので バンマスは僕に 曲によってはエフェクターを使って ディストーション系のギターを求めていたんだろうけど 僕はエフェクターが苦手で 唯一フェイズシフターだけはたまに使ったけど 基本的にはアンプ直でギターを弾いてた

僕の肩くらいまである大きなギターアンプだったから ディストーションは掛からなかったけど クリーントーンで頑張った

僕が曲を覚えるのが早いこと バンマスは直ぐに見抜き ヌードショーのバックのときなどは 僕に目配せするので ほとんど一人でメロディーを引き続け バンマスは 懸命にヌードショーに見入っていた
可愛いバンマスだった

このバンドのドラマーは18歳 僕より2歳下で だけど 上手かった
16歳から プロのロックバンドのドラマーとして仕事をしている人で パンチがあってタイトで 僕はこんなに格好良いドラマーと一緒に演奏したことは無かったから 彼のドラムはいたく気に入った

彼と店が終わったあと 何時間も一緒に過ごし 少しづつジャズの世界に引き込まれていった



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