2007年09月19日

エレキギター初心者の心構え

エレキギター初心者の方々が 上達を図るために必要な心構えのようなものを 少づつ書いて行こうかと思います


今日は先ず エレキギター上達すると どんな良いことがあるんでしょうか ということについて 書いてみます

真っ先に思い浮かぶのが

「エレキギターが上手くなると 女の子にモテル」

こんな言葉が真っ先に浮かびます

残念ながら 嘘です
女性と言う生き物は 男性に比べると はるかに現実主義者です
表面上はロマンチストを装ってはいても ほとんどの女性は超現実主義者です

何となくギターが弾けて ステージに立っていると 女の子が寄って来そうな そんな幻想は一日も早く捨てたほうが良いと思います

大昔ならばいざ知らず 現代の日本で エレキギターを抱えてステージに立つこと自体に 何等経済的価値を見出すことは出来ません
これが40年前ならば 現在の平均的高校生くらいの音楽の能力があれば 容易くステージに立て 幸運にも 近くに歌が上手い奴が居れば メジャーデビュー→金を稼ぐ という可能性が有り 女性もそこらあたりに魅力を感じ ギター弾きは ある程度のモテの対象にはなっていましたが 現代の日本に当てはまらないことは 自明の理です

むしろ 現代の日本でエレキギターで身を立てようと思い立った初心者は 甲子園を目指す球児さながら 全てのエネルギーを音楽やギターに捧げる気持ちで取り組まないと 先は見えて来ません
そして その殆どの行為が 無駄となり いつしか殆どの人が 
「かつてギターを弾いていたことがあります サラリーマン引退後は 老後の楽しみに またギターを弾いてみたいなと思っています」
みたいなことになります

そして 僕自身は こういう状況を それはそれで素晴らしいなと思っています

固い話になりましたが 女の子にモテようと思うなら エレキギターをフォークギターに持ち替えて 歌の練習をして オリジナルのラブソングを1曲捧げたほうが 効果は有るようです

これでも エレキギターよりは少しはマシ という程度ですが

話を変えましょう

どの程度上手くなれば エレキギターをやってて良かったと思えるのでしょうか?

これも 上手さと満足感には 相関関係は無い と早めに断言しておいたほうが親切だと思います

ろくにコードも押さえられない頃は どんな曲でもスラスラと弾く(てるように見える)少しだけ上手い連中が 羨ましくて あれくらい弾けるようになると素敵だろうな と思うのは当然ですが
実際にそのレベルに行くと もっと上手い人たちが目に飛び込んで来ます

またしても同じように あそこまで行ければと思います

上達を求める限り 際限は有りません
1万人に一人の天才でもない限り 自分のギターを弾く能力に満足出来る人っていうのは 居ないんじゃないかと思います

自分のことを言えば 長いギター人生を振り返って 殆どの時期を上達を目指すことで過ごして来ましたが 10年一日 同じ事を繰り返していたような気がします

最初の3年間くらいは 自分でも驚くくらいに目に見えて上達しますが その後は カタツムリの歩みにも似て 本当に上手くなってるんだろうか?と思うことの連続でした

ある日 17年間の停滞期間を経て 上達のことより 自分が表現したいことって何だろうと考えてみる機会に出会えました

自分の今持って居るスキルで 自分の音楽は表現できるのだろうか?と

結論ははっきりしていました
僕自身がやりたい音楽を表現する能力は 自分自身はほぼ手にしていました
その能力はいつ頃身に付いたんだろう? そう自問自答して得た結論は 17年前から既にその能力は身に付いていた というものです

結局僕は 17年間 上達を目指し 自分の音楽を表現すると言う行為は横に置いたままでした
腹立たしいほど無駄な17年間を過ごしたものです
もちろん 全部が無駄だったとは言えませんが 実に効率の悪い17年間でした

初心者のうちに 早めに何を表現したいか それを見つけた人は幸運です
それが見つからない人は それを探してみたら如何でしょうか

目的は ギターの上達 では無く
表現すること に置き換えれば それに要するエレキギターを弾く能力も ある程度定まってきます
上達はキリがありませんが 表現もキリがありません

だけども 上達は自分自身に向けた内面の問題であり 表現は外部に発散される力です

エレキギターを弾く行為は 究極はライブ活動であり(メディアに記録を残すことも立派な表現ですが) そこに観衆という第三者が介在する以上 行為自体が外部に向けたものでなければなりません

ステージに立って 笑われることも多いのですが ほんの一部の人にでも喜んで戴けた時 この喜びは他では代替が付きがたい喜びです
ステージの魔力とでもいいましょうか

是非 音楽上の目標を見つけ 単純に何となくエレキギターガ上手になりたいと考えるのではなく 表現したい曲を 上手に表現するためのギターの技術を身につけられてはどうでしょうか?

それがすなはち 意味のある上達だと思います 字余り

最後に 書き忘れていましたが 僕自身は キャリアの途中でエレキギターがかなり上手に弾けるようになりましたが 一度も 只の一度も それが原因で女性にモテタことは有りません

その顔なら当然だ?

要らぬお世話です!

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posted by リッツ at 15:18 | Comment(4) | TrackBack(1) | エレキギター初級編

2007年09月12日

スケールの話をちょこっと

今日はデイミニッシュのスケールの話を少しだけいたします

最初は T#dim7 を題材にします
ディミニッシュはこれだけではありませんが 先ずはこのディミニッシュを理解して下さい ディミニッシュの中でも もっとも理解しやすい内容です(それでも簡単ではありませんが)

音源です



PDFファイルです

dk02-01.pdf

dk02-01.JPG


それでは 順をおって解説します


@普通のコード進行です ジャズではもっとも一般的なT-Y-U-Xです

AY7のA7に♭9のテンションを加えルート(根音)をオミット(除く)し 結果的にC#dim7というコードになっています
 A7≒C#dim7 は前回説明済みです

@とAは基本的なサウンドは同じですが 響きやニュアンスが若干変化しています だけど 書いている僕自身は ほとんどその違いを感じません コピーした場合など どちらのコード表記をしようかと悩みますが どちらも一緒なので 悩む僕が馬鹿です 同じものです

B @の進行における普通のスケールです
 スケールを考える場合 ひとまずはこれを覚えて下さい

元となるスケール(この場合はCのメジャースケール)を基本において コードトーンに合わせてターゲットとなる音を変化させる

言葉にすると こういう事です

C#dim7 という表記でも 元になるスケールはCのメジャースケールなんです(これを知らない方が 驚くほど多い)
C#dim7の構成音は C# E G B♭ です
Cのメジャースケールに含まれない音は C# と B♭です
この部分だけを変化させます

スケールを聴いて戴ければ判るように 大変スムーズで だけど少し転調感がある素敵なスケールが出てきます

昔の音楽ならば これだけで十分だったのですが 中にはこれでは飽き足らないと言う方もいらっしゃって
もちょっと何とかならんか?と考える欲張りな方がいらっしゃるんですねこれが

話は大きくなりますが この「もちょっと何とかならんか?」と言うのは 人類の歴史を通じて大切なことで 今日の人類の繁栄(滅亡一歩手前だとも言えますが)の原動力になったコンセプトなんですね

音楽(ジャズに限らず)の世界も 似たような状況で 大変な盛況ではありますが 危機を孕んでいる感も否めません
まあ それは置いておいて


Cは Bの自然な感じでは物足らずココにコンディミを当てはめましょうと そう考えてスケールを大きく変化させています
DとFの音を半音上げるという 斬新的な手法(暴挙?)です
聴かれれば判るように サウンドが大きく変化します これは僕でも判るくらいに大きく変化しています

この部分の解説は 後で詳しく致しますが 先を急ぎましょう

Dは Bで説明したディミニッシュのスケールは実はインチキがありまして 本来のスケールはこのDになります
ところがこのスケール 少々不具合がありまして 最後のB♭からC#に向かう音が 飛び過ぎています 音程的には増2度 普通に言えば短3度 もっと簡単に言えば 半音3個分の隙間があります

この半音3個という隙間は 一般的には スケールとしては飛び過ぎなんです
基本的には スケールは全音又は半音で上下するのが基本で この半音3個と言うのは ハーモニックマイナースケールでは出てきますが これはあくまでもハーモニー(和音でもコードでも宜しい)を作るために便宜的に作られたスケールで 一般的では有りません これを使うと チゴイネルワイゼン! と言う雰囲気になってしまいますが とりあえず この項には関係有りません

そこで この隙間を埋めるために本来のCのメジャースケールに含まれるCの音を加えると 驚くほどスムーズなスケールになり 更にこの音はC#dim7の立派なテンションノートにもなりますので 一石二鳥 一挙両得 濡れ手に粟 棚から牡丹餅 五十歩百歩 何とでも言って下さい
そういう変化を加えています(音数が1個増えていますので3連符にしました)


Eはその結果を しつこく書いたものです

この都合が良いように変化させると言う事が大事なことで 理論なんかに拘ると こういうフレキシビリティーが失われ 音楽は硬直したものになってしまいます


段々疲れてまいりました
ここらでもう一度 音源を聴いてください
僕はその間 ちょっとトイレへ・・・


さて 先に進みましょう

Fは ディミニッシュコードのテンションノートの考え方です
 ディミニッシュコードのテンションは コードトーンの全音上で本来のスケール(この場合はCのメジャースケール)に含まれる音です
C#dim7のスケール内のノンコードトーン(コード外の音)は
D F A そして付け加えた C の音です
DとFの音は 残念ながらコードトーンの半音上なので あっちに行け! となってしまいます
AとCの音は これはもう 認める 正妻の子たるテンションです

Fの左側は 押しも押されぬC#dim7のコードトーンで 右側はノンコードトーンです そしてこのノンコードトーンの下二つは あっちに行け! で上二つは目に入れても痛くないほどの可愛いテンションです

だけど良く見てくださいね 右側の4つの音
この音は?・・・ Dm7の構成音そのものではありませんか
つまり 下二つの構成音までテンションだと認めてしまえば 何と
Dm7に向かうために わざわざそのドミナントとしておいたコードの中に 次に向かうべきコードが含まれると言う歪な関係になり これは近親相姦並みに具合の悪いことです

これはちょっと言い過ぎかも知れませんが
犯人が判って推理小説を読むような 味気ない感覚は否めません

だけど これは本来の理由ではありません

DとFの音をテンションにすると 本来の構成音と♭9の音程が出現するため 忌み嫌われるということが真の理由です
この♭9の音程は 言葉だけでも覚えておいて下さい

Gです
ちょっと待った! DとFが半音上で具合が悪いなら 両方ともシャープさせればOK? D#とF#にしてテンションにすれば良いじゃないか!

いや あの その音は 本来のCのスケールに無い音だから ちょっと難しい

何を寝言を言ってんだ! 誰が決めたそんなこと?
そんな考えだから 音楽が停滞するんだろうが ゴラァ! 構わねえから入れちまえ!

そして D#とF#は 紆余曲折を経て テンションと認められました 但し 今のところ妾腹 という扱いは 気の毒なようでもありますが・・・

そしてこの認知された子供が登場するドラマは紛糾して面白くなるように 鬼っこテンションを含むコードも 色んな変化を見せて音楽を盛り上げてくれます

そしてGの右側の音 DとFを#させることで テンションノートが構成する音はD#dim7になっているという 当たり前と言えばあまりにも当たり前な事実

そして この事実を元に コンディミの世界は拡がって行く訳ですが 実はそれほど拡がるわけでもないという 底が見えてしまったお話と 本日解説が漏れてしまった部分を 次回から引き続き書いていこうかと思っています




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posted by リッツ at 12:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究

2007年09月10日

ナイトクラブ

曲がりなりにも プロのギタリストになった僕ですが 微妙でした

収入的には 大学生のアルバイトとしては十分な収入であり キャバレー1件の仕事だけでも 大卒の初任給を上回るギャラが貰えますので 20歳の貧乏学生にとっては願ってもないバイトです
だけど ステージに上がれば 学生も社会人も関係ありません
腕前のほうは 耳が良くて曲を覚えるのが得意という以外 これと言った売り物がない僕は 噂に聞く地方のスーパーギタリスト連中に対抗するために 色んなスキルを身につけていかなければならない立場でした
だけど もともと練習嫌いな僕は 独学でギターを覚えたこともあり これからどうやって腕前を上げていけば 先行するスーパーギタリスト達に近づけるんだろう?
漠然とした不安や不満を抱えて ギターを弾き続けていました

昼間は大学生 夜はキャバレーのギタリストという2足の草鞋は 経済的に不安がない分 随分居心地の良いポジションでした
バンドの世界は 始終店やバンドを転々とするスタイルなので 横のつながりは驚くほど豊かです
大学関係でも 友人は沢山いますので 両方の交友関係から あるバンドを紹介して貰いました

彼らのバンドは クイーン と言って もともとディスコやダンスホール そしてたまにはロックライブ等で何度も目にしていました
今は仕事が切れて ナイトクラブの仕事だけをしていましたが このバンドのギタリストが実家に帰らなくてはならなくなり ギターを探しているとのことで 僕に白羽の矢が立ちました

コテコテのブリティッシュハードロックバンドで アマチュア時代の僕から見れば 雲の上の存在のバンドでした

紹介されて彼らに逢い 上手いロックバンドのギタリストになれるのかな?という不安は有りましたが 若い僕は不安よりも希望のほうが大きかったのでしょう
彼らのバンドに入ることになりました

とは言っても 想像していたような加入ではなく 彼らのバンドの方向転換で ギタリストが脱退し 彼らの方向性に合う僕が加入したということでした

つまりは リーダーの考えは 今後はロックバンドでは仕事を取るのが難しいので アダルト向けのコンボバンドに方向転換しようと言うもので 僕にとっても好都合な方向転換でした そして本格的なロックが出来ない僕にとっては 好都合ではあるけれど ロックギタリストを目指していた僕にとっては ちょっぴり残念な方向転換でもありました


当時の僕らの地方には バンドが入っているナイトクラブが常に10軒程度有りました

法律の関係で 深夜12時を過ぎると アルコール類の提供や生バンドの演奏は禁止されていた時代で どの店も非合法の営業をしていました

たまには警察の手入れも有り その際には 大事な楽器を抱えて 裏口から飛び出して逃げるという経験が数回有ります


バンドの世界では キャバレーやクラブ等の深夜12時までの仕事を「宵の口」と言い 12時から朝までの仕事を「ナイト」と言ってました

僕は 昼は大学 夜は宵の口 で数ヶ月を過ごしましたが ナイトの仕事をするようになり 必然的に帰宅は朝になりますので 大学へは行けなくなりました
大学2年生の僕は それ以降 卒業するまで 必須科目の体育や英語と試験の時だけ大学に行く生活になりました

非合法のナイトクラブは 5件ほどの有名店以外は いたるところで 出来ては消え出来ては消えを繰り返していました
ナイトクラブと言えば聞こえは良いのですが 客のほとんどは 仕事を終えたホステスと客で 時にはヤクザも顔を出します

僕たちは 軽いロックやポップスを中心に演奏をしながら 客の求めに応じて歌謡曲の歌の伴奏なども行ないます
こういうスタイルでは僕の独壇場で バンドマンになる前に半年ほど通い詰めたパチンコ屋のBGMと その後の短いバンドマン生活で 当時のヒット曲のほとんどを イントロからエンディングまでそれらしく弾くことが出来ました

現在ほどではありませんが 当時から知っている曲は キイを変えてもほとんどのキイで演奏できましたし メロディーさえ知っていれば コードは自動的に頭に浮かんでいました
こういうミュージシャンにはあまりお目にかかったことは無いので 僕はそういう点では特異な能力を持っていたようです

念願のロックミュージックと言うわけには行きませんでしたが リーダーの軽妙な喋りとボーカル そして割合纏まった演奏が好評で あるサパークラブから 宵の口の仕事のオファーが入りました

僕は宵の口はキャバレーのバンドがありますので このオファーを受けるためにはキャバレーのバンドを抜けなければなりません
どちらのバンドも楽しかったのですが 世代が近いナイトのバンドのほうに より多くの可能性を感じ 迷った末に キャバレーのバンドは脱退することにしました

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2007年09月05日

ディミニッシュのアドリブ 第1歩

今回はディミニッシュコードに対するアドリブの第1歩です

先ずはディミニッシュコードをドミナント7thコードだと解釈してアドリブをする手法です
ディミニッシュと言う意識はありません

いつものように 音源 PDFファイル 画像 という構成です
聴いてみて下さい

音源



PDFファイルによるスコア

dk01-02.pdf

スコア画像

dk01-02.JPG


次はコンビネーションディミニッシュを意識したアドリブです
比較のために 同じアドリブラインを採用し ディミニッシュコードになる部分だけを コンディミにマッチするように3箇所だけ音を変化させています

音源



PDFファイルによるスコア

dk01-03.pdf

スコア画像

dk01-03.JPG


どうでしょうか?
何か違いが判りましたか?
僕には同じようにしか聞こえません
若干 コンディミを使ったほうが サウンド的には豊かになっているとも思えますが その分 コードフィーリングやトーナリティー(調性感)が希薄になっています

どちらを選ぶかは まあ その人の好みでしょう

ひとつ言えることは ドミナント7thでアドリブをする場合は コンディミのコンセプトも包括して使えますが コンディミを意識してアドリブを行なう場合 逆はありません
コンディミを使う場合 コードトーンの半音上の音は 出来るだけ主張しないように神経を使わなければなりませんが ドミナント7thでアドリブを行なう場合は そのような制約はありません


もしかしたら この曖昧で区別が付き難いコンディミサウンド
だけども

「このサウンドが好きで好きでたまらないんだ」

そういう方が1000人にひとりくらいは いらっしゃるかも知れません

そういうプレイヤーは そして そういうリスナーを喜ばせたいと心から思っているプレイヤーは コンディミを研究していけば良いかも知れません

だけども 単純なコードで 単純なアドリブすら出来ないプレイヤーや 単純なコードでも 十分にスリリングなメロディーを紡ぎだせるプレイヤーは ドミナント7thでアドリブを行なえば良いのではないかな〜と 思ってやまないリッツなんです


だけども 多くの方が ここまでの記事 チンプンカンプンだと思われているのではないでしょうか

次回からは 順不同ですが
・ディミニッシュコードって何?
・ディミニッシュコードの発生原因は?
・ディミニッシュコードを他のコードに置き換えると何か良いことがあるの?

そんなことを 少しづつ書き進めていきます

ある程度知識が出来れば 曲の途中に唐突に出てくる感があるディミニッシュコード

見た瞬間に 「はは〜ん あのコードか?! なるほどなるほど」と思えるようになるかも知れませんし ならないかも知れません

頑張ってみましょう!


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posted by リッツ at 09:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究

2007年09月02日

ディミニッシュのサウンド 第1歩

先ずは手始めに ディミニッシュのサウンドを聴いて 感じてみて下さい


音源です



音源のスコアです
見難い方は 下のPDFファイルをダウンロードして下さい
画面で見える方は 画面が良いでしょう

dk01-01.pdf

dk01-01.JPG

音源は以下のような構成です
ジャズでは最も一般的な TM/Y7 Um7/X7 と TM/U7 Um7/X7 というコード進行を題材にしました

それでは 解説をしますが 始めにお断りしておきます
内容はかなり高度なものも含まれますので 判らない方は100回読んでも判らないと思います
だけど それで良いのです あまり拘らずに こんなものもあるんだ と思いながら読み進めて下さい
ところどころに大事なことを書いていますので そこを見つけて下さい

それでは 解説を始めます

@普通のコード進行
 コードトーンだけを使ったヴォイシングです

Aディミニッシュを使ったコード進行
 Y7とU7の部分をディミニッシュコードに変えました
 A7=A7(♭9)=C#dim7 と
 D7=D7(♭9)=E♭dim7 という解釈です
 ベースラインにノンダイアトニック(スケール外)のクロマチック(上向・下降)が出現したことに注目下さい
 ここでも コードのテンションノートは使っていません

Bコンビネーションディミニッシュを使ったコード進行とヴォイシングの例
 3小節目のCをEm7に置き換え 半音下降のベースラインにしました
 コードにはテンションノートを使用しています
 ディミニッシュとドミナント7thのコード部分はコンビネーションデイミニッシュを使ったヴォイシングを採用しています
 最後のCは トニックコードに対するコンビネーションディミニッシュのヴォイシングを施しました(CのキャラクターノートであるEの音が含まれて居ないことに注目下さい)

さあ ココで一休みです

どうですか? 「チンプンカンプン」 そう思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか
「知ってるよ こんなこと」 そう思われる方も多いと思います
どちらでも良いのです
先に進みましょう


音源聴いて違いが判るでしょうか?
何か 劇的な変化があるでしょうか?

もともと メロディーがテンションノートになっているせいでしょうか
作成した僕自身は 同じようにしか聞こえません

@もAもBも 僕にとっては同じものです

今回の C#dimはA7 E♭dimはD7 これでアドリブをすれば良いのです

Bに関しては コンディミの手法でヴォイシングしていますが 結果は通常のテンションノートを加えたヴォイシングと 何等変りはありません

僕たち演奏者は 必要に応じて(むしろ普通に)@のコードの提示に対してBのようなヴォイシングを施し 実際の演奏をしています

Bのコード進行を聞いたとき 自然に@の変化形なんだと感じる耳が必要ですが それは経験や努力が必要なことは言うまでもありません
その経験の変わりに このような知識
その努力を効率的にサポートするために このような知識

知識では演奏は出来ませんが 上手に使うことは出来ます

そんなつもりで 読み進めて戴きたいと思います

次回は 上記のコードでの アドリブを考えて見ます

ディミニッシュはまだまだ色々出てきますので 楽しみにして下さい



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posted by リッツ at 11:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究

2007年09月01日

コンビネーションディミニッシュを考える

ブログの読者の方から コンビネーションディミニッシュの使いかたや 弾き方を アドヴァイスして欲しいとのメールを戴きました

本来ならば エレキギターアドリブ講座の中で取り上げるべき題材なのですが ディミニッシュは結構難しいんですよ
そこで ディミニッシュは別に 研究会方式で記事をアップしていこうと思いまして 今日からの開始です


いつものように与太話だけで終われれば良いのですが それだとあまり興味を持って戴けそうに有りませんので いつものように サンプル音源や 譜例を示して 記事を進めて行こうと思います

今回は有りませんが エレキギターに欠かせないタブ譜も ふんだんに取り入れて 少しでも皆さんの役に立つ記事にしたいなと思っていますが 上手く行くかどうか・・・


で 音源 聴く〜?


アレレ!?・・?

ファイルマネージャーの調子が悪くて ちょっと今は ファイルのアップが出来ません

不本意ですが 今回は音源も譜例も無しで 与太話だけで進めさせて戴きます(ちょっと嬉しかったりして・・)

もちろん システムが復調次第 即座に 否 出来るだけ早く 音源も譜例もアップします


で    コンビネーションディミニッシュの話です


時々いるんですよ こんなギタリストが

「ん? この曲? どう弾くかって? 簡単だよ この部分はリディアンかまして この部分はコンディミで処理して 後は普通に弾いておけばグッド そんなに難しく考えることないよ! うん」


俺は即座に反応する(いきなり俺になっていますが 僕はこういう言葉は聞き逃しません 5m離れてたって すこし難聴の気が出てきた耳でも こんな言葉は聞き逃しません 戦闘モードに入った僕は 俺になってしまいます)

「何が うん だ この野郎! 馬鹿か? こいつは・・・」


リディアンかまして コンディミで処理 って 何を言ってるんだろう
曲の『弾き方』って そんな言葉で伝わるのだろうか?

僕はこういう奴には 過剰に興味を持つんです

一つは こんなことを言う馬鹿が まともにギターを弾けるわけが無い どうせ口先男なんだろう という 99%の確信と

もし凄く上手かったらどうしよう という0.5%の不安と

コンディミを上手く使っていらっしゃったら 後で教えて貰おう という0.5%の助平心

だけど 心配ない!

僕の経験上

こんな訳の判らないフレーズを口に出す奴のギタープレイは
訳の判らないギターフレーズの羅列

相場はこのように決められていて 事実もその通りに進行して来ました


研究会を始めるにあたり 僕の考えを先に書いておきます


世の中に 音楽の世界に コンディミなるものは存在します

正式には 「Conbination of Diminished」 和訳すれば 「デイミニッシュコードの組み合わせ」 かな?
もともとは デュークエリントンのビッグバンドで斬新なアレンジが施され その中の一つが ブルーノートをコードサウンドに取り入れた このコンビネーションディミニッシュです

そして現在では 与えられたディミニッシュコードにプラスして 全音上のディミニッシュコードを組み合わせて(全部で8個の音が使えますが 通常はその中から 4〜7個の音を採用します)ヴォイシングやアドリブに使うという手法を コンディミと称しているようです

(ココまでは良いですか?)

で ギター単体では このコンディミなる手法やコンセプトは 使えません


何故かって?

ギターは 最大6個 美しく素早く弾こうと思ったら 4個の音が限度です つまり コンディミを表現するには 一時に鳴らせる音数の制約が大き過ぎます


アドリブには使えるだろう!ですか?

アドリブの際は コンディミを意識せずとも 元のディミニッシュでアドリブすれば良いのです コンディミを意識してアドリブしても 結果は一緒です 頭の中で変換したり間違えたり 余分な作業が増えるだけ デメリットしか有りません


肝心のディミニッシュのアドリブの仕方が判らんから聞いてるんだ!

この講座で そのやり方を少しづつ公開して行きます
じっくり 腰を据えて 取り組んで見て下さい


それでも世の中にコンディミが溢れているのは 何か良い事があるんだろう?

有りますとも だけどエレキギターを弾く方は それを気になさらないで下さい
トランペットでは和音が吹けないように ギターで出来ないものは出来ません


コンディミの良さを教えてくれ

僕はあんまり感じませんが 一般的には 
刺激的なサウンド
曖昧なコードフィーリングやトーナリティーを利用した自由度のアップ

こんなものではないでしょうか
だけどこれは通常のディミニッシュやその他のコードでも同じことが出来ます


何でコンディミを悪く言うの

誤った解釈や使用法で 外れた音で音楽を表現する危険性を危惧するからです
外した音と 外れた音 の区別を付けたいからです


(ここまでで 頭が混乱して来たのではないでしょうか?)

そういう事で

外れた音や 外れた音楽を好む人
音楽には 一言で解決する魔法の呪文がある と期待している方
自分の耳よりも 他人の風評を重んじたい人

上記やそれに類する方々は 僕の記事を読んでも 何等得るところは有りません
そんな方々のためになるサイトは 沢山有りますので どうかそちらを訪問されることをお勧めします

そして そうでは無い小数の方々には
僕のつたない ディミニッシュ研究に お付き合い下さいますよう お願い申し上げます


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posted by リッツ at 12:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究
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