2007年04月29日

ジャズギタリスト エレキとの出会い

ギターには未だ出会わない小学生の僕でしたが 思い出せばそれなりに 生の楽器の音の洗練は受け始めた

当時 青春歌謡のブームで 橋幸男 舟木一夫 西郷輝彦 が御三家として人気を博していた
どういうルートかは覚えてないが 時々 僕の手には「クラウン歌謡・・・」のようなチケットが入り 一人で近所の体育館で開催される大規模な歌謡ショーを見に行ってた
そこでの主役はもちろんヒット曲を歌う歌手達だけど 同時に小学生の僕は 後ろに居並ぶバンドの楽器の美しさに目を奪われた
見たこともないような 管が曲がったような金色に輝く楽器群
ドラムのシンバル 大きなラッパ

そして そこから出てくる テレビやラジオでは決して耳に出来ない刺激的な音の数々

そして 歌謡曲の中でも 今で言う8ビートのリズムに乗った激しい曲(今の規準で言えば カッタルイことこの上ないが)に興味を覚えている自分に気が付いていた

だけど この時点では 将来自分が楽器を弾くようになる なんてことは 想像すら出来なかった

その後 僕も含めた日本人は 急激なポピュラーミュージックの隆盛の波に飲み込まれて行く

海外では ロックンロール R&B ベンチャーズ そしてビートルズ

日本では 彼らに刺激を受けた 加山雄三の出現

特に エレキギターのサウンドは 今までジャズのスイングバンドの派生系が主流だったバンドの世界を一変させる 歴史的事件だったと思う

突然出現した空を駆け抜けるような 単純かつ大音量のサウンドに 若者はたちまち心を奪われ 大人達は 眉をひそめた

僕はもちろん 若者の中の一人だった


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2007年04月28日

ギター初心者H君 奮闘す

ギター初心者H君

エレキギター上達への意欲に燃えるH君
ただ黙々と教えられた運指練習を続けていますが なかなか上手には弾けません

続いて 彼にはとっても難しい運指法を伝授します

6弦の1フレットに左手の人差し指を置き ダウンで弾く
そのまま中指を2フレットに置きアップで弾く(人差し指は上げない)
そのまま薬指を3フレットに置き ダウンで弾く(中指も離さない)
最後に小指を4フレットに置き アップで弾く(全部の指が4つのフレットを押さえたままの状態になっている)

★ここまでは 基礎練習@と全く同じです
続いて

5弦の1フレットに左手の人差し指を置き ダウンで弾く
(他の指3本は6弦を押さえたままです これがなかなか苦しい)
そのまま中指を5弦の2フレットに置きアップで弾く
(人差し指と中指は5弦を 薬指と小指は6弦を押さえたままです)
そのまま薬指を5弦の3フレットに置き ダウンで弾く
(小指だけは6弦を押さえ 他の指は5弦を押さえています)
最後に小指を5弦の4フレットに置き アップで弾く(全部の指が5弦に移動しフレットを押さえたままになっています)

同じ要領を繰り返し 1弦まで到達したら 今度は 小指から下降を開始します

1弦の4フレットを小指だけで押さえ ダウンで弾く(この時 他の指は 軽く 浮いている状態)
次に小指を上げると同時に薬指で3フレットを押さえ アップで弾く(この時離した小指が高く上がらない状態を保持することが大切)
次に薬指を上げると同時に中指で2フレットを押さえ ダウンで弾く(この時離した薬指と小指が高く上がらない状態を保持することが大切)
次に中指を上げると同時に人差し指で1フレットを押さえ アップで弾く(この時離した中指と薬指と小指が高く上がらない状態を保持することが大切)

これで1〜4フレットを攻略です

続いて 人差し指を6弦の5フレットに素早く移動し 同じ運指を繰り返していきます

13〜16フレットまで到達したら 元に戻り 最後に6弦の1フレットを弾けば 基礎練習Aのワンクールの完成です


以上が指を解す基礎練習です


基本的な注意点だけを書いておきます

・ゆっくりとしたテンポが早くならないように弾く
・左手の指は 出来得る限りフレットの左横の直ぐ側を押さえる
・他の指が現に音を出そうとする弦に 決して触れないようにする

この基礎練習@とAで 指は随分解れます 解れてないと弾けませんから

音列は全て4個づつのパターンですから 自然な形で2ビート4ビート8ビートのリズム感が付いていきます

1弦から6弦まで 1フレットから16フレットまで 同じ回数だけ音を出しますから 使用するギターの鳴りが良くなっていきます フレットの減りも均一化されます


とまあ こんな感じの クソ面白くもない運指法を教えたのですがH君は何の不満も漏らさず 約2時間 一心不乱にギターを弾き続けていました

スッゲー 俺には出来ネー 正直そう思いました

だけど 極度にたどたどしい彼の指は 本当に彼を上達に導いてくれるんでしょうか

心配だ〜



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posted by リッツ at 02:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | エレキギター初級編

2007年04月26日

ギター初心者H君 初見参

エレキギター初心者のH君

今日は(と言っても先週の話ですが)彼が初めて我が家を訪問し 僕のレッスンを受けます
僕のヤマハのSGタイプのギターを彼に渡し
「どんなギターを弾きたいの?」定番の質問です

「チャック・ベリーっすね!」

目標はしっかりしてる様子で一安心
だけど僕はチャック・ベリーなんて弾いたことは無い まあ何とかなるだろう

「ちょっと弾いてみ!」
「え? 恥ずかしいっすネ」
「恥ずかしくても 弾かんことには判らん 弾いてみ!」

チャララ ジャララ ジャララ ジャラ ジャラ ジャジャジャジャララ ジャラ ジャジャジャ ジャララ ジャラプチットジャラ ポラリポン♪

ん? ん?

「もう一回 弾いてみ!」

チャララ ジャララ ジャララ ジャララ ジャラ ジャジャジャジャララ ジャラ ジョジャジャ ジャドラ ジャラプチットジャラ ポラリポン♪

ん? ん?

「ゆっくり弾いてみ!」

チャララ ×ララ ジャララ ジャラ ジャラ ジャジャジャララ ジャラ ジャジャジャ ジャララ ジャラプチットジャラ ポラリポン♪

ん? ん?

「だから ゆっくり弾いてみ!」

「難しいっすネ」

チャララ ジャララ ジャララ ジャラ ジャラ ジャジャジャジャララ ジャラ ジャジャジャ ジャララ ジャラプチットジャラ ポラリポン♪

「うん 判った で 他には 何か弾ける」
「いえ! 今はこれだけっす」

エレキギターはどれくらいやってる?」
「つい最近始めました」

「そうか・・・」
「まあ ゆっくり練習していこう」


彼は 超初心者のようです
うん これでこそやり甲斐があります

性格が素直そうで やる気は素晴らしい 性格的には申し分ない

素晴らしく長い指を持っていて 肉体的にも申し分ない

まあ 初日ですから フレット上で歪に力みかえっている指を 少しづつ 解していかなければなりません

先ずは基礎的な練習法を彼に伝えます


基礎練習@

6弦の1フレットに左手の人差し指を置き ダウンで弾く
そのまま中指を2フレットに置きアップで弾く(人差し指は上げない)
そのまま薬指を3フレットに置き ダウンで弾く(中指も離さない)
最後に小指を4フレットに置き アップで弾く(全部の指が4つのフレットを押さえたままの状態になっている)

続いて 素早く 人差し指を6弦の5フレットまで移動させます

6弦の5フレットに左手の人差し指を置き ダウンで弾く
そのまま中指を6フレットに置きアップで弾く(人差し指は上げない)
そのまま薬指を7フレットに置き ダウンで弾く(中指も離さない)
最後に小指を8フレットに置き アップで弾く(全部の指が4つのフレットを押さえたままの状態になっている)

同じ動作を繰り返し 最後は左手の小指が6弦の16フレットに到達すれば このワンクールの半分が終わりです


続いて 下降しますが

6弦の16フレットを小指だけで押さえ ダウンで弾く(この時 他の指は 軽く 浮いている状態)
次に小指を上げると同時に薬指で15フレットを押さえ アップで弾く(この時離した小指が高く上がらない状態を保持することが大切)
次に薬指を上げると同時に中指で14フレットを押さえ ダウンで弾く(この時離した薬指と小指が高く上がらない状態を保持することが大切)
次に中指を上げると同時に人差し指で13フレットを押さえ アップで弾く(この時離した中指と薬指と小指が高く上がらない状態を保持することが大切)

これを繰り返し 最後に人差し指が 6弦の1フレットに到達したら ワンクールの完成です

結局この作業で 6弦の1〜16フレットを上昇し 下降します

このワンクールを 6弦から1弦まで行ったら 基礎練習@の完成です

H君は 大変に苦労している様子
だけど 何も言わずに黙々と弾き続けています
次第に早くなるので
「ゆっくり弾きなさい ゆっくり丁寧に」 何度も声を掛けます

ギターを握ってある程度の期間が経った人には簡単な練習ですが スーパー初心者のH君には 未だ難しい練習方法です


次回は これを読まれたギタリストの大多数が苦労するであろう(だけど初心者の段階から身につけなければならない)運指法を披露します



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posted by リッツ at 12:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | エレキギター初級編

2007年04月24日

ジャズギタリスト 幼少のみぎり

音楽を志す人間にとって 幼児期ほど大切なものは無い
その小さな脳には 奇跡とも思えるほどの 信じられない能力が備わっている

僕は中学生から大学まで11年間英語を学んだが 未だにBとVの発音は区別出来ない いわんやRとLの発音なんて 銀河系の彼方の話に思えてしまう
ところが 英語圏のガキ共は 3歳にして 正確にこれを聞き分けると言うし もちろん僕より 会話も出来るようだ
考えてみれば不思議なことで これすなわち幼児期の脳の いや人間の脳の 驚異的な能力に負うものなんだろうと思う

だけども僕も その大切な幼児期に 色んなものを(イングリッシュではないが)身につけた

そのうちの大きなひとつが 演歌のメロディーである

僕の幼少のみぎり時代は テレビは無い
嘘じゃない 本当に無かった
貧乏だからテレビが無いんじゃない 世の中に無かったんだ
そして 耳に入るものといえば 時々叩かなければ音が止まってしまう 汚いラジオから流れてくる 下痢を垂れ流すような雑音混じりの 浪曲 浪花節 歌謡曲
家の中では 母ちゃんや姉ちゃんたちが 流行のハイカラな流行歌を歌ってくれた ほとんどが 今で言う演歌のメロディーだ

ジャズギターをステージで弾き始めて30年経ったというのに 未だにジャズの曲を1曲作ろうと思えば 半日は唸らないといけない その結果できて来る曲は 結局ジャズとも演歌ともつかない 中途半端な曲になってしまう
だけど 演歌と指定されれば 汲めども尽きぬメロディーが 次から次から湧いてくる
悲しい話だ

これすなはち 幼児期の脳にインプリンティングされた 消すに消せないシナプス群のなせる業なんだと思う

二十歳を過ぎて 自分の才能に驚く僕だが それまでは 自分に音楽の才能が有ろうとは思っても見なかった

自慢すべきことといえば 1歳のバースデイを迎える前に ラジオから流れてくる 鶴田浩二さんが歌う「街のサンドイッチマン」と言う曲にあわせて 身体を振ってリズムを取っていたらしい



ここに書くほどのものではない だけど 他に書くことがないんだ

幼稚園を飛び級して(貧乏だったから行けなかったの)いきなり小学生になった僕は 初めて楽器と言うものを目にした

足踏みオルガンだ

なんだかオナラから臭いを取ったような 変な音を出す楽器だなと思った記憶しかない
しかも 始終 ブーハーブーハー スーハースーハー と 息苦しそうに聞こえる音が嫌いだった

そして学年が進むにつれて 木琴 縦笛(リコーダー) ハーモニカ と楽器を弾かされる
嫌でしょうが無かった
自分が何をしてるのか 何をしたらいいのか 全く判らずに ただ

ここを叩きなさい ココを吹きなさい 指はこうしなさい って
しかも 時折行われる歌のテストは 本当に嫌だった
頭の中では判ってる音も 口からは同じように出てこない まして 子供のクセに河内音頭にピッタシはまるような だみ声の鼻声 だから 僕が歌を歌ったら いつもどこかで クスクスと忍び笑いが聞こえていた

だみ声の鼻声って想像つきますか?
恥ずかしいですよこんな声
しかも 当時は自分がそんな声だなんて 知りもしないもん
自分に聞こえる自分の声は 少しだけ変だけど 他の人と比較して笑われなきゃいけないほど変な声には聞こえないんだ
だけど 後年 テープレコーダーなるものから聞こえてくる自分の声を耳にして 愕然とした
「俺の声じゃない」 そう思ったもん
そこで 歌手への道は諦めた訳だ

忘れもしない小学5年生の時
時は東京オリンピアード真っ最中
高度成長の波に乗って 日本中が沸き立っていた
このころから ようやくハイカラな音楽が聴けるようになってきた
いつの間にか 白黒だが 家にもテレビが座ってた

シャボン玉ホリデー なんかの音楽番組も出現してきて 洋楽を耳にする機会が増え 少しだけ音楽に興味が湧いてきたころだ

エルビスプレスリー ビートルズ ウエストサイド物語

僕の周りにも 音楽の波が押し寄せてきつつあった

だけどまだ ギターには出会わない



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2007年04月23日

私的ギター史 プロローグ

僕は今 地方で時々ジャズのステージに上がる アマチュアギタリストです
腕前は まあ 中の上くらいでしょうか

こんな僕にも 音楽やギターに対する 途方も無い記憶が残っています
大学生の時代には プロとして3年間 毎日ステージに立ち続けましたし その後も 細々とローカル音楽シーンに席を置き 色んな経験をしてきました

これからギターを志し もしくは ステージに上がりたいと思っている方々や ただ単純に 昔話でも聞いてみようかと思われる方にも

時には退屈 だけど 時には面白い話を提供できるのではないかと思います

一人の冴えないギタリストが どんな気持ちをこめて ギターを 音楽を 愛して人生を送ってきたか

主に ロックの黎明期の話から ジャズへとシフトして行った時期の話などを 自分史と平行して 少しづつ 紹介して行きたいと思います

次回の第1回は 僕と音楽との出会い から始めたいと思います 


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2007年04月22日

ギター初心者を特訓中です

エレキギター 初心者編

エレキギターの初心者向けのアドバイスをと思って始めたブログですが
初心者に毛が生えたくらいの僕でも 流石に40年前の自分の姿は忘却の彼方で その実態を忘れかけていました

そこで 誰か初心者で僕に入門する人は居ないかな〜なんて感じていあたところ 夏の虫が飛んで着ました

「H君」 別に彼がエッチなわけではない(多分)

ライブハウスで僕のステージを熱心に見てくれていた彼を 知人のひとりと勘違いし 挨拶をしたら全然知らない子だった
ちょっとバツが悪かったけど 勢いで聞くと ギターを練習中で やる気があるから誰かに習いたいというではありませんか

これは良い グッドタイミング

速攻で彼にギターを教えることにしました
年齢はまだ10代 素直そうな若者で すこしだけイケ面? いや これは言い過ぎ? まあ 顔なんてギターを弾くのには関係ない 目と耳と口が付いていれば ギターを弾くのに支障はない

まあ 話せば長くなるので 彼を教えた顛末は 現在進行形で少しづつ皆さんに報告して行こうと思います

だけど 彼は上手になってくれるのだろうか?
とても不安・・・


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posted by リッツ at 17:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | エレキギター初級編

2007年04月17日

トニックフレーズとUXをチョッピリ

前回に続いて トニック C のフレーズと U−X−Tのフレーズを 少しばかりアップしましょう

1−4.pdf

初心者には少々難しいかと思えますが 音は拾っていけば確認出来る筈です

最後には ソニー・クラークとグラント・グリーンのツーファイブ(U−X)のフレーズもオマケとしてつけています

少しだけ補足しますが


良い素材としてのフレーズ について考えて見ましょう

ここにも 迷信や誤解が見え隠れします

良いフレーズは 誰が弾いても格好良いのか? と言うことをまず考えなければなりません
答えはノーです

ダイアモンドを考えて下さい

適度な大きさ(とは言ってもかなり小さくても十分ですが)で 正しくカットされ磨き上げられたダイアモンドは 誰が身につけても美しいものです
これを 提供された素敵な音楽(この章では素敵なアドリブ)だと思って下さい

なるほど 素敵なアドリブとは ダイアモンドにも匹敵する素晴らしいものなんだと単純に考えられますか?

答えはイエスで良いでしょう
人によって価値観に違いはありますから 高価なダイアモンドと素敵なアドリブを比較して 一般的にはダイアモンドに価値がありますが 素敵なアドリブフレーズも十分に価値があります

ところで この場合 ミュージシャンは どの位置に立っているのでしょうか?


ミュージシャンは ダイアモンドを身につける立場の人ではありません その位置は 聴衆に譲らなければなりません
ミュージシャンは ダイアモンドの原石(あるいは別の素材)を見つけ それを加工して商品にする立場にあると考えて下さい


素敵なフレーズは まさにダイアモンドの原石です 希少ですし 誰にでも簡単に手に入るものではありません
その原石を細かく砕き そのまま指輪にしたとしたらどうでしょうか 誰か買いますか? いくらで売れますか?
ダイアの原石とは言っても 加工される前は ただの石ころです
ガラスの方が よほど綺麗でしょう

素敵なフレーズを 素敵なアドリブとしてステージで披露すると言うことは ダイアモンドに例えれば 原石を見分ける目を養い それを美しく加工する技術を習得しなければならないということではないでしょうか

同じように ミュージシャンは 素敵なフレーズを見つける 耳を養い それを格好良く聴かせる技術を習得しなければならないようです

「オカシイな〜? コピーしてそれらしく弾いてるのに どうして誰も喜んでくれないのかな?」


ついついそう思ってしまう 僕も貴方も
         まだ 少々努力が足りないようです・・・



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2007年04月15日

成毛滋さんの訃報 そして陳信輝の思い出

成毛滋さんの訃報は 耳にはさんではいたが 今日改めて

がらんどうのブログ さんの記事を目にし 昔のことを思い出して懐かしい気分に浸っています

こちらで 成毛さんの音源も久々に聴き やっぱ凄いなこの人は と思ってしまいました

柳ジョージさんとのバンド
ブルースのソロに関しては 本職の柳さんに一歩譲っても ハードロック的アプローチでは 当時としては出色のプレイで 僕はレスポール使いであることと その風貌から 日本のジミーページだと思っていましたが 今改めて聴きなおして まんまジミーページでした

ところで 「伝説のギタリスト 成毛滋さん」 との記述を見て思い出したのが

  陳 信輝(チン・シンキ) さん

日本のロックの黎明期 彼は間違いなくロックシーンの旗頭でした

成毛さんが オルガン経由でギタリストデビューしたこともあり 竹田和夫さんよりも前の世代として(年齢は存じませんが) 日本のロックギタリストのトップは 間違いなく彼でした
だけど 彼の音源 今はもう ほとんど残っていないようです
僕も シングルレコードを1枚持っていましたが いつの間にか失くしてしまいました しかも 彼にしては お世辞にも出来が良いとは言えない作品でしたが


陳・信輝さんの思い出話を少しだけ書かせて下さい

地方在住の僕は 中学生の頃に GS(グループサウンズ)の洗礼を受け だけど ゴールデンカップスや 先日亡くなられた鈴木ヒロミツさん率いるモップス等の音楽に興味を持っていました
そんな中で 陳信輝さんは 別格のギタリストのように感じていました

GSブームが去り 日本のロックが急激に伸びていくにつれ 陳信輝さんの名前は 第一線から消えさって行きました
そんな時期 高校1年生になった僕は ひょんな事から 横浜へ遊びに行き 本牧にあるディスコに陳信輝さんが出演していることを知り 彼を聞きに行きました

ディスコの名前も どんな雰囲気の店だったかも おぼろげにしか覚えていませんが そこにはまさに陳信輝さんがギターを持ってプレイしてあり さらに 柳ジョージさんも同じバンドにおられたと記憶しています

僕は友人に陳信輝さんを紹介して貰い 初めて陳さんと言葉を交わしました ついでに握手もして貰い 憧れのギタリストに出会い 感無量でした

「ギター 弾くの?」 陳さんが尋ねます
「はい 少しだけ弾けるようになりました」と僕が答えます
「折角だから 僕のギター使って プレイしなよ」 と陳さん

この時の気持ち あまり良くは覚えてないのですが
下手だから恥ずかしい と言う気持ちよりも 日本人のトップのギタリストが使っているギターを触りたいという気持ちの方が優っていたのでしょう

一度は辞退しましたが 二度目のオファーで ステージに立たせて戴くことになりました

陳さんのギターを手にして 驚きました

絶対にギブソンのレスポールだと思っていたのですが ギブソンではありませんでした 多分 グレコかアリアか そんなギターでした
しかも ステージに上がる前に陳さんが僕にアドヴァイスをくれました

「このギター もし途中で音が出なくなったら このピックアップの少し上 ここら辺りを2〜3度叩けば 多分また音が出るようになるから}

たしかに 陳さんは ステージでギターを叩いたり 揺さぶったりしていました

何だ そういうことだったのか?!

陳さんのレスポールは 弦も錆び付いていました

弘法筆を選ばず なんだ と言う思いと
陳さんの不遇の時代なんだ と言う複雑な思い

高校1年生の僕は そんなことを考えていました

プレーは いつもの通り 高校1年生としては 上手に弾けたんだと思います 僕はバンドに合わせるのだけは 早くから得意でしたから
だけど 陳さんのギターは 弾き難かった
演奏が終わった後 陳さんも柳さんも 暖かい声を掛けて下さいました

演奏の後 夢うつつの気分で 席に戻り寛いでいましたが 突然事件が勃発しました


「お前 どこのグループだ?」
「どこでもないやい 一匹だい!」

??? 何の話だ?

思う暇も無く 僕らの少し前にいた 一人の少年が いきなり他のグループの一人に殴りかかりました
あっと言う間に 僕達の目の前で椅子が乱れ飛び 最初に立ち上がった少年は 10人を超えようかと思われる集団にボコボコにされ始めました
すぐさま 店の奥から用心棒らしき人間が飛び出して来て 大声で諌めると 不思議なことに 乱闘騒ぎは収まりました
少年は 血まみれになっていましたが 尚 元気良く 大勢の不良少年相手に 毒づいていました

いやはや 横浜は怖い 
友人に聞くと 横浜では普通なんだと

僕はしばらくは 地元に帰っても ディスコなどに出入りすることは止めることにしました 怖かったし

陳信輝さんのギターって どの程度だったのかな
今感じる 素朴な疑問です
出来れば彼の音源を 今一度聴いてみたいなと思っています
 

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2007年04月13日

トニック C のフレーズ集

エレキギター アドリブ講座


今日はトニックコード内のフレーズを練習してみましょう


1−3.pdf  フレーズ集


それでは 譜例に従って説明いたします

モチーフ(元になる音列)

モチーフ自体は有っても無くても良いのですが 練習の初期の段階では 特定のコードの中で どのような音やスケールを選択するかと言うことすら 皆目見当もつかない と感じられる初心者の方もいらっしゃると思いますので 目安程度に提示します

モチーフの音は ソ ド ミ ド ソ ファ ミ
今後 当講座では 音名は英語で表記しますので 以下に書き直します

モチーフの音は G C E C G F E となります

Fの音以外は 全て Cというメジャーコードのコードトーンです
Fの音は コードトーンではありませんが Cのメジャースケール内の音です

モチーフ自体に何の問題もありませんが これをそのまま楽曲内でアドリブとして弾いたとした場合 これを格好良く聴かせるということは 至難の技でしょう

そこで これに様々なデコレーションを加えて アドリブらしきフレーズに変化させましょう

先に良くない例をあげましょう

文部省唱歌風

一番多いのがこのパターンです
モチーフの音の隙間に スケール内の音を加えたもので 最も初歩的アプローチです
これはこれで何の問題もありませんが もちろんなかなかアドリブ風にはなりません まあ スケール練習程度のものと思って下さい

出来の悪い沖縄音楽?

次の進化系が このフレーズです
スケール内の音を安易に繋げただけでは なかなか上手くいかない という失敗に基づく次善の策の筈ですが ますます酷くなっています
これはもう 手直しも出来ない泥沼へと踏み出しています


いかがでしたか?

こういったフレーズが 市販の教則本には 沢山載っています
こういうフレーズを沢山練習した人は お悔やみ申し上げます
練習すればするほど 下手になるフレーズ群です
たしかに 指の練習にはなりますが 耳(音楽性)は段々壊れて行くでしょう


次は良い例を弾いてみて下さい

最初の2小節は 上記の文部省唱歌風に 少しだけ良い加工を加えた例です
弾き方はちょっぴり難しくなっているとおもいます だけど 沖縄音楽風よりは 楽に弾けるんではないでしょうか

続く2小節は また違った変化を加えています

良い例の4小節は
このまま初心者や中級者が弾いても 即 格好良く弾けるフレーズではありません
しかし こういったフレーズを 正しいアーティキュレーションで 適当なフィンガリングとピッキングの基に弾けば そのまま ジャズのアドリブフレーズとして普通に通用するフレーズです

むしろ ジャズアドリブのエッセンスが理解できない人も このようなフレーズを練習することで 知らず知らずのうちに ジャズのアーティキュレーションが身に付くだろうと思われるフレーズです


その他 色んなトニックフレーズ

ここでは ベタな(少し古臭い)ジャズフィーリングを持つフレーズの例を示しています

上記の良いフレーズ(4小節)に加えて しばらくはここに記載されているフレーズを数百回弾いてみて下さい

練習の際は 以下のことに気を配って 練習しましょう

・ゆっくりとしたテンポで練習して下さい
・フレーズ内ではテンポが変らないように注意して下さい
・早めにメモって(覚えて)譜面を見ずに弾くようになって下さい
・ギターと口と ユニゾンで弾く訓練も加えて下さい
・出来るものはオクターブ上下させて練習して下さい
・他のキーへ転調して練習して下さい
・弾き難いところ 自分でもっと良い音を見つけたところは
 自分の耳に心地良ければ 自由に変化させて下さい

さあ 今日からスタートです 頑張って下さい


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2007年04月12日

アドリブに対する迷信を払拭しましょう

エレキギター アドリブ講座

エレキギターの初心者や中級者が陥りやすい迷信を 先ずは払拭しなければなりません

アドリブを行おうと思った初期の段階で考えることは
特定のコードに対して どのような音 どのようなスケールを使えば アドリブらしきものになるんだろうか? だと思います

そこで 一番に知って戴きたいことは 以下のことです

素敵なアドリブは 結果として コードにマッチした音とスケールが使われているが コードにマッチした音とスケールを使えば 素敵なアドリブになる ということは決してない

と言うことです

アドリブが出来るようになりたいと相談にこられるギタリストのプレイを先ず聴きます
そして 「うん 確かに 全然アドリブになっていないね」とコメントすると 反応は概ね二つです

@ そうなんです どんな音やスケールを使えば良いか 判らないんです

A え?どうしてでしょうか 音使いも スケールも間違っていませんけど

どちらも非常に問題がある反応だと言わざるをえません

@の場合 音楽の基礎の問題です
音楽をやろうとする場合 音楽の基礎を身につけていなくては音楽はやれません まして アドリブという 少しだけ高度な音楽を目指す場合は それなりの能力を要求されます
野球に例えれば 或る程度のルールを知り キャッチボールが出来て 打つ 走る という能力を 先ずは身につけなければならないということです

Aの場合は 欲求度の問題です
正しい音やスケールを使うということは 音楽をやる上での 最低条件です アドリブに限らず 普通に聞かれる音楽は 全て正しい音使いで 正しいスケールで作られています
そして そこにプラスアルファの 何らかの魅力 を有している音楽が 初めて鑑賞に耐え得る音楽になります
今度も野球に例えてみましょう
「監督! 僕は野球のルールを知ってますし キャッチボールも出来ます 走ることも 打つことも出来ます なのに どうしてゲームに出して貰えないのですか?」
「それはね 君がそのどれも チームの他のメンバー以上に上手に出来ないからなんだよ」

実際に 野球のチームで上記のような質問をすれば 火が出るほど叱られるでしょう 間違いなく 頭がオカシイと思われるでしょう

だけど 音楽の 特にジャズの現場では 実際にそんな会話が 毎日繰り返されています

Aの段階に進んだ人が 自分の欲求を高く持って
「これで どうにか 音楽を演る入り口に達した さて これからどうやって 自分のプレイを良いものにして行ったら良いのだろうか?」
そう考えれば 自ずから道は開けて来ます

そうです 実際に行われている 素敵な演奏を 真似し 分析し 自分も行えるように毎日努力を続ける と言うことです

そして そのお手伝いを この講座や 他の講座 教則本等が出来る筈です


ここまでの内容を 吟味し しっかりとした心構えを持って 取り組む覚悟を決めなければ 格好良いアドリブなんて 出来る筈がありません


次回からは いよいよ実戦的訓練に入ります

通常の教則本には出てこない トニックコード内のイカしたフレーズを公開しますから 期待して戴きましょう
え? U−Xのフレーズを早く教えろ?
いえいえ 焦ってはいけません 先ずは単体のコードの中で メロディーを歌わせる方法論を先に身につけて下さい


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2007年04月11日

アドリブの良し悪しとは?

エレキギターのアドリブ講座

ギターの初心者がアドリブが出来るようになりたいと考えた場合のアクションを 二つのパターンに分類してみましょう

@ 気に入ったアドリブをコピーし その真似をして弾く

A 方法論(多くの場合は理論)を学び コード進行に合うフレーズを
  自分で作る

極端な例ですが 以上のように分類してみました
そして どちらか片方だけしか行わないと言う人はまず見当たりません
@とAの方法を取り混ぜて実践していくのでしょうが その度合いが問題となります

各々の効果や危険性を列記しましょう

@の方法

やればやるほど 確実に必ず効果はあがります なぜならば 気に入ったアドリブを選んだ時点で それを上手に真似ることが出来るようになるにつれ それを弾けば気に入ったアドリブになるレールの上に乗っかっているからです

デメリットは 時間が掛かるということです
ある程度の知識が無ければ コピーすら出来ないでしょう
ステージに立つまでは 多大の努力を要すると思います

Aの方法

着実にギターを弾く技術が向上します
アドリブを行うというスキルの向上にはつながりません
なぜならば アドリブとは コード進行に合う音を紡いでいくという作業では無いからです
しかし 手っ取り早くステージに上がるには 非常に有効な方法です

人によって 向き不向きはありますが
@とAの方法を上手に配分しながらスキルアップを目指すのが 一番安全な方法論ではないでしょうか

しかし @の方法だけで 超一流に上りつめたギタリストは少なくありません(余程の才能に恵まれていたのでしょう)がAの方法だけで超一流になった人が居ようとは思えません

いかに効率よく @とAの両者を上手に練習して行くかと言うことが問題ですが 自分の才能に絶対的な自信をお持ちの方なら どちらか片方の方法だけで十分だと思いますが・・・


さて 前置きが長くなりましたが 昨日の「譜例1」のフレーズが 何故酷評されなければならないのかを 説明しなければなりません

音を出して弾かれた方は気が付いたとおもいますが

・コードトーンを上手に使っているにも関わらず コードフィーリングが無い
・音程が掴み難い(フレーズの輪郭が曖昧である)

譜例1の以上の特性の原因は コードの変わり目に使われた過剰な音の跳躍 以外のなにものでもありません

ここでまた ふたつの重要なことを覚えて下さい


1.アドリブでは コードの変わり目で長3度以上の音の跳躍を行わない

2.メロディー(作曲)は コードの変わり目であっても 音の跳躍は自由である


これを約束事だと捉えることは危険です
約束だから出来ないと言う事ではありません
人間の耳に聞いて心地良いアドリブは 結果的に コードの変わり目と思しい位置で過剰な跳躍を含んでいないという事実にもとづいて 分析された方法論です
これを理論的に検証することは出来ないだろうと思います

どちらが先かと言うことが重要であって もし コードの変わり目に過剰な跳躍を含んだ格好良いアドリブフレーズをプロダクト(産出)することが出来たら(決して不可能では無いと思いますが 普通に考えれば難しいでしょう) それは貴方のオリジナルであり 重要な個性として売り物になるでしょう

例えてみれば 出汁をとらずに美味しい味噌汁を作る くらいの難易度ではないかと思います

これを行った先人は沢山居ます

オーネット・コールマン エリック・ドルフィー アルバート・アイラー etc. 
(参考 フリージャズっていったいどこまで自由なんだ?

だけど 今は 先ずは普通の方法でしっかりとインプロヴァイズする訓練をしたほうが良いでしょう


話は元にもどりますが
コードフィーリングが無いことも 音程が掴み難いことも 本来は大きな問題ではありません
意識してそういうフレーズを盛り込み アドリブにバリエーションを加えるという手法も 日常茶飯事に行われています

それでも 譜例1のようなフレーズは含むべきではありません

まさに 素敵な料理の途中に出された 出汁を忘れた味噌汁 にほかなりません


この項は コード進行に基づくアドリブを目指して行くうえで もっとも大事なところです

次回も この続きを書きます


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2007年04月10日

アドリブの第1歩

エレキギターのアドリブ講座

昨日の続きです

昨日は二つの譜例の優劣についての問いかけをしましたが
もちろん答えはお判りですよね
理由まで明快に判りましたか?

それでは 先ずは下記のPDFを左クリックで見て下さい
昨日と同じ譜例に 少しだけ解説をつけました


  1−2.pdf


そうです お判りの通り

譜例1は 初心者が陥りやすい誤ったアドリブの例です

理由は音の跳躍にあります
一般的ジャズのフィーリングを表現する場合 コードの変わり目には 過剰な音の跳躍を行わない ということが ジャズのフィーリングを維持する一つのポイントとなります

この件は 次回以降 詳しく説明したいと思いますが
今はアドリブ講座の開催中です
一刻も早く 素敵なアドリブフレーズに触れて戴くのが先決だと思います

そこで もし時間が許すならば 譜例2を弾く練習をしてみて下さい

譜例2を 一般的アドリブフレーズ と表現しましたが
いやいやどうして 本当はかなりのレベルのフレーズなんです
慣れない方や ジャズのリズムが身に付いていない方には 少々難しいかも知れませんが バップの入り口の典型のようなフレーズですので これを弾いて見ましょう

弾き方のコツを披露しますので参考にして下さい

ポジション

先ずは自分の弾きやすいポジションを探してみてください
自分で見つけたという方は そこがベストのポジションです
見つからない人は

最初のG(ソ)の音は 3弦の12フレットに小指を置き そこから半音で下降して下さい
ここから始めれば 全ての音が ポジションの移動無しに弾けます

ポジションは判りましたか?
だけど ポジションは判ったとしても 最初はなかなか上手に弾けないと思います

実は 今現在 ジャズギタリストとしてステージに立っているプレイヤーでも このフレーズをスムーズに弾けないというレベルの方は沢山います

本当ですよ

それほどジャズは難しい?
いえいえ それは大きな間違いです
譜例2程度のフレーズさえ 自由に操れないほど ジャズギターの現場はレベルが低いのです
ですから 今から始められる方でも ほんの少しの努力をし もし何らかの才能に恵まれていれば 彼らの中に入って 十分に互して演奏が出来るようになります

譜例2を弾くためのポイントをもう少しだけつけ加えます

なるべく跳ねずに イーブンな8分音符で弾いて下さい
アクセントはつけず 全ての音の音価が等しくなるように気を配って下さい
最初のころは どうしても表の音にアクセントが付きますので 意識して裏(シンコペーション)の音を少しだけ強く弾くイメージで練習すれば 音価が揃ってくると思います

もし自分の耳に心地良く聞こえるようになれば 今の段階では成功です

次回は 譜例1の誤りを少しだけ掘り下げて解説いたします


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2007年04月09日

エレキギター アドリブ講座 序章

エレキギターのアドリブ講座の記念すべき第1回です

講座だから 僕には似合わないけど 丁寧な言葉使いで書き進めることに致します 笑わずに読んで下さいね

出来るだけ 初心者から中級者の方まで 参考になるような講座にしたいと思います

それでは最初に 下のPDFを左クリックで開いて 譜面に目を通して見て下さい


1−1.pdf


何の変哲も無い T−Y−U−X のコード進行に基づく 簡単なアドリブフレーズの例です

譜面を見て 頭の中で音を鳴らすことが出来る人なら 瞬時に判ったと思いますが(音が頭の中で鳴らせない人は 是非 後でギターででもキーボードででも良いですから 音を出して見て下さい)

譜例の一つは このままステージで弾いたとしても まあまあ素敵なアドリブフレーズだと言えますが 残りの一つは このままステージで弾けば 判らない人には全く判りませんが ある程度のレベルに達した人の耳には 噴飯物の奇妙なアドリブフレーズになってしまいます

おそらく この講座を見られた方の9割の方は どちらがイカシたフレーズなのか 正解されると思いますが その理由をスラスラと明快に答えられる人は 3割にも満たないのではないかと思います


市販のアドリブ教則本や もちろんネットのアドリブ講座でも 悪い方の譜例のようなアドリブ例が 多数載っています

何処に原因があるのでしょうか


第一に言えることは

理論の上では 譜例1と譜例2の間に 優劣は無い

と言うことです


理論書やアドリブ教則本では 特定のコードのときに使える音 使えるスケールを 教えます
そして 話はそこで終わっています

ここでひとつ アドリブをする上で大事なことを二つだけ覚えて下さい


@ アドリブをする上で 使ってはいけない音

   というものは無い

A アドリブをする上で この音を使えば

   格好良いと言う音も無い



ということです


だけど 譜例1 と 譜例2 は 明らかに違います

次回は どうして片方は良くて もう一つは変なのだ? と言うことについて 書くことにします


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2007年04月07日

エレキギターのアドリブ講座を開講します

ギター上達の極意を教えましょうなんて 偉そうなことを書いて来たけど
与太話ばかりが先行して グダグダしてきたね

不本意だけど これから エレキギターアドリブ講座を開講しようと思います

何故不本意かと言うと
アドリブ講座と言うからには 音源や 譜面が必要だけど
それが凄く面倒だと言う訳で
しかも その手の教材はネットの世界に溢れかえってるじゃないかという気持ちもあって

そして 僕自身は あまりそんなものに興味無いから 深くは見たり読んだりしていなかったんだけど

あんまり参考にならないね と思った

何だか違う と思ってしまう教材がほとんどなんで
まあ そういうもので日々研鑽を図っていただくついでに 僕の講座を読んで戴いて キモになるところを補足して戴こうかなと言うわけです

音源や譜面のアップが伴うから そんなにサクサクと記事は書けないだろうけど きっと何かの役に立つ 音楽の本質に触れるような講座に出来ると自負してますよ
自信があるから開講するわけで


世間のギタリストがアドリブに抱いている誤解を緩和しながら 簡単に自分自身のアドリブが出来るようなスキルを身につけて戴きたいなと念じつつ

また後日お会いいたしましょう 

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2007年04月06日

ジャンドフルー jean de fleur

サンプル楽譜のアップ

本日は グラント・グリーンの快演が有名な
ジャンドフルー jean de fleur

有名な アイドルモーメントというアルバムの中の1曲ですが
あまり演奏する人は居ません
やっぱり 難しいからでしょうか

しばらくはアップしておきますので
今のうちに保存して 興味があればチャレンジしてみれば

右上の「サンプル楽譜無料」のところにアップしています


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posted by リッツ at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 譜面は要らんかね?

2007年04月04日

理論の話を少しだけ

僕は理論は勉強しました
だけど 理論って言えるほどのものじゃ無いなと思いました
音楽の理論って(クラシックの楽典は勉強してないけど)小学校の算数みたいなもので 

「メカニカルだけど完全じゃない」

そんな 楽しさ 曖昧さ そして難しさがあります

数学なら(僕は超苦手だけど)定理や公式を段階的に勉強していけば 高校の数V程度ならば殆どの人が理解できるし 答えもはっきりしてるけど 算数は微妙

代数とか公式を使わないから 或る程度ヒラメキやセンスが重要となります(数学も本当はもっとセンスを要するけど初級数学はとっても理論的でメカニカル)

結局 ジャズ理論なんて大仰に構えても 学んだ内容は単純でプレイに役立つものは無かった
だけどそれを理論と思うから役に立たないだけで 知識と思えば無駄にはなっていない

そこで 僕が理論を学び始めた頃の初期の段階で学んだ そして最終的にも 最も役に立った情報を皆さんにご披露しようと思ったわけです

それは 音程の話

下にPDFで二つのファイルをアップしてるから
読んでみてください
とは言っても 一つはただ音を並べた楽譜だけど 参考にはなります

音程.pdf

音程別表.pdf


上記の二つの資料
知ってる人にはアホラシイほどの簡単な内容で
知らない人は理解するまで若干の時間を要すかもしれない

だけど ここに含まれる表は 他ではお目にかかったことが無い 僕のお師匠様のオリジナルじゃないかなと思います
まさかそんなものではないと思うけど どの本を読んでも見たこと無いので 相当レアな優れものであることは保証します

或る程度のレベルの人には目から鱗もの
それなりのレベルの人には 今後役立つもの

そんな感じかなと思います

判らないことがあったら コメントにでも記載して頂けたら フォーローしまっせ〜


ほな さいなら


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2007年04月03日

中級者よ リズムは大丈夫か?B

エレクトリックギターの中級者向けに リズムの話をさら〜りとするつもりで書き始めた項だけど 最初の懸念通り ドツボに嵌りつつあります
だけども気を取り直して 書き進めようと思います

「ジャスト問題」ってご存知ですか?
(今日は書くことに自信が無いから 言葉使いも丁寧になってしまう)

知らないでしょ! 今僕が考えた問題ですから 知らないのは当然です

若い時分に ロックからジャズに転向して リズムについては随分戸惑いました
全くリズムが違う
どう違うかと言うと

ロックの場合は 割合イーブンで ゆったりと 4拍目に落ち着きを持って次の小節の頭を合わせれば それなりの雰囲気は出ます

ところが ジャズの場合は シンコペーションで4拍目の裏から入ったり 小節の頭の拍を合わせずにリズムが流れて行き 常にテンポ自体が揺らいでいます

曰く 「ジャズは後ノリだから」 「ベースは先をついて」 「ボサノバはもっと頭を早く」 「8分音符の後ろは3連符の3つ目の位置で」・・・

何だか訳の判らない講釈を聞き 自分自身も議論に加わり やれ「頭の少し後ろが頭だろ?」とか 「ごちゃごちゃ言わずにジャストで良いんじゃないか?」とか 色んな話をしました(プレイは出来ないくせにネ)

結局 結論は出ませんでしたが(当然だね)とりあえずジャストが良いんだろうという方向性だけは確認しあって ステージに臨んだりしました

今にして思えば そんな大それた話題をミュージシャンの卵連中が(一応全員プロでした) ワイワイと議論していたんだけど 本当にジャズが上手いのは アマチュア連中の中から出てくる

何でだ?と思うけど 連中は(もちろん才能と努力の賜物だけど)は頭で考えず ひたすらレコード(当時はCDは無かった)を聴いて それを真似することでジャズに接するから それ以外のことは出来ないけど 何をやってもジャズになる

僕達が悩んでいる内容なんて考えたことも無いだろう
平然と そのまんまジャズのリズムで 平気でプレーしてくる


ジャンルによって リズムは違う

レコーディングの時 商用ベースの音源作成等の場合は ほとんどヘッドホーンでキューを聴きながらプレイし 何の違和感も感じないけど ジャズのレコーディングにキューを使ったらどうなるんだろう?
考えるだけでもオゾマシイ気分がする

一般的に商用音楽の場合は ジャストでテンポもイーブンで 端正な音楽を作ったほうが良いようだ
それでも 音楽というものは リズムと言うものは 十分にドライブする

だけど アート系の音楽は ロックにしろ ジャズにしろ ボサノヴァにしろ 独特のリズムがあり だからこそ それをプレイするためには そこにどっぷり浸りこんで 身体にリズムを染みこませなければならない

各々のリズムを体系的に表現できれば(それを聞いた人が身につけられる程度に)素敵なんだろうけど まだまだ いや 多分永遠に 言葉では表現できないんだろうなと思う

だけどもそのお手本は 目の前に転がっているんだから
ミュージシャンたるもの どっぷり浸って どっぷり練習

それがアーティストとしてのミュージシャンになる道だと思うが どう?

結局 何を言いたいのか自分でも判らなくなった ごめんね
予想通り オヤジのタワゴトだ



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posted by リッツ at 12:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | エレキギター中級編

2007年04月02日

中級者よ リズムは大丈夫か?A

前回は 時報と メトロノームに 各々リズムがあるのか?と言う問い掛けをしたんだけど

もちろん答えは 「リズムは有る」 と言うことなんだ

だけどもそのリズムの「有り様」が問題な訳で 良いとか悪いとかの問題じゃなく 各人の取り組み方がどうか?って言うことで リズムの性格がガラリと変わってしまう


例えば時報

音楽を聴いたこともない 全く興味も無い
そんな人々には 時報のリズムは聞き取れない
ただ単に 時刻の点を示す 最後の「ツーー」と言う音が 正確な時刻を示すポイントとして意味を持つが その前の「ツ ツ ツ」は「もう直ぐだよ」と言う以外に意味は無い

ところが 永く音楽をやってるとそうはいかない

「ツ ツ ツ ツーー        」と来られただけで

ワルツか? テンポは60だな と感じ
続いて 頭の中に色んなメロディーや時報の後に続く耳に聞こえないリズムが流れ出す

大切なことは「ツーー」の後の空白の部分から 自分の体内のリズムにスイッチが入って 自分のリズムが流れ出すってことなんだ
いや 別に そんなリズムが流れなくても良いけど
時報は コンダクターのテンポ出しみたいなものだ


例えばメトロノーム

これは明らかにリズムそのもの
チン カッ カッ カッ チン カッ カッ カッ チン カッ カッ カッ チン カッ カッ カッ
ねじ(電池)が切れるまで鳴り続ける

これも音楽が嫌いな人々には 五月蝿い耳につく音だ 僕も音楽やってるけど 大嫌いな音だ
だけども これでも リズムはリズム
きちんと4拍子を刻んでくれる
だけども これには 空白が無い
チ○バをひく機械でもない限り 一応 正確そのもの

メトロノームは パルスとしてはもちろん一級品のリズムだけど 果たしてこれは良いリズムなんだろうか? そんなことを 若い頃(今も気持ちは若い)から考えていた

僕らが受けた教育によると メトロノームはリズムであり それも上質のリズムである
メトロノームに合わせて(この合わせてというところがクセモノ)演奏できれば それは正確なリズムで演奏出来るということ

そんな迷信を叩きこまれた

バンドをやってると 色んな人間が集まるから 色んな問題が発生する
リズムが変な奴が居るから 優しく注意したと思いたまえ

「お前のリズム 少しオカシイよ! ズレてるの判ってる?」
「ズレてるのは判ってるけど 俺は悪くない 何故ならば 俺はリズムボックスで練習して それに合わせて正確な演奏出来るから オカシイのは他の奴らだ」

優しい僕は これに続く言葉が出ない
アンサンブルを考えた場合 彼が正しいのか 僕が正しいのか そんな答えは出せる訳が無い
結局 発言権の強い方(イカシタ演奏が出来る方)の意見が優勢になるんだろうけど 微妙
こんな軋轢が 今も全国津々浦々 繰り返されている(れば良いが) まあ 前向きな話だからね
だけども こんな話もしない リズムが合わなくても気にしない人が多いけど 気にしたほうが良いと思うんだけどね


ここからが肝心なところなんだけど

リズムには各々の段階があって これもザックリと大分類をしてみよう

@拍子が判る(2拍子か3拍子か)
 基本的には拍子はこの二つ(4ビートも8ビートも16ビートも
 2拍子の変化形だと思って良い)
A小節の頭の拍が判る
 カラオケに行くと これが判らない人が意外に多いことに気付く
Bテンポを守ることが出来る
 どうにか音楽を出来る準備完了と言う訳だ
Cシンコペーションが入ってもテンポを守れる
 この段階になると 上手だとか リズムが良いとか評価され始める
 もちろん低レベルでの話だけどね

************* 超えなくてはいけない大きな壁 ***************

Dリズムをドライブ(スイング)させることが出来る


Cまで行かないとDには決して辿りつけないんだけど Cまで行ってそのまま努力すれば いつかはDの段階に行ける ってことじゃ無いから そこがリズムの難しい点なんだけど

そこら辺りの話を 次回以降に書いてみようと思っています

本日はここまで




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posted by リッツ at 14:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | エレキギター中級編
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