2012年01月02日

本格的にジャズに取り組む

本格的にジャズに取り組む

ここまでバンドマンとしてのキャリアを少し整理しておきましょう

昭和48年10月 4流キャバレーのコンボバンドのベーシスト(20歳)
昭和48年12月 3流キャバレーのコンボバンドのギタリスト
昭和49年07月 サパークラブの崩れロックバンドのギタリスト

サパークラブの仕事は楽で楽しかったけれど ジャズを勉強する場としては得るものは少なかった
同年代の気の合う仲間と 主にポップスを演奏しながら時々ジャズもどきの曲を演奏する というスタイルだからそれも当然で 10ヶ月ほど過ごしたこの店では はっきり停滞期だったと思う
だけど 嫌でも毎日演奏するので 曲を覚えたりギターの基本的技術は少しづつ上達したであろうことは間違いない
但し 店の所在地が繁華街からは離れた場所にあったため メインストリームのミュージシャンとの交流の機会は少なく 僕自身のスキルはジャズギタリストとは縁もゆかりもない 平凡な若手ギタリストというステイタスだったと思う

このサパークラブは僕等のバンドが入って1年を待たず経営不振のためクローズすることになった
経済的には残念なことだったが 自分の音楽のキャリアにとっては 良いことだったと思う
だけどこれも今思えば ということであり 当時の僕は友人とのバンドが解散を余儀なくされることに若干の寂しさを感じていたし 当面の収入源を失うことは更に大きな問題だった

それでも ギタリストとしての職場はいくらでも有った
音楽的交流は少なかったが 僕が通うジャズ理論の講座は(地元の有志のミュージシャンが無償で教える場が有り 僕はその講座の優等生だったので バンドマンの間では割合有名だった)多くのミュージシャンが受講しており その伝だと思うが 複数のバンドからオファーを受けた
僕が望む ロック系のバンドとの接点は無かったので仕方なく「金馬車」という老舗クラブのバンドのメンバーになることに決めた

時は昭和50年3月 21歳になっていました

今思えば この店が僕が本格的なジャズに接する本拠地になったんだと思う
このバンドは ヴィブラフォンのバンドマスターと4リズム+テナーサックスという素敵な編成で 色んなレパートリーが演奏可能な編成だった
しかもバンマスのヴァイブ奏者は凄腕で かなり年配の方だったが 自分でコピーしジャズのスコアを沢山作成してあった
もちろん古い年代の方なので 正式なコードの知識は無く コード表記等はかなり恐ろしいものだったが 音は水準以上に正確に採ってあったので 本当のコードの流れは容易に創造でき 演奏上の支障は少なかった

なかでも シャーリングスタイルの楽譜は 編成上とても良いサウンドがするため ステージでの演奏も楽しかった
このころから ようやくジャズって良いものだなと思えるようになった

だけど このバンドで特筆すべきはドラマーで 僕よりも一回り上の年配の方だったから 当時は33歳くらい そして10代からプロの飯を喰ってあったから 当時でもベテランだった
今の僕から見れば30過ぎの洟垂れ小僧だが 21歳の当時の僕には 随分チャンジー(爺ちゃん)だと感じていた
彼は本格的ジャズ好きで ロイ・ヘインズやトニー・ウイリアムスの大ファンだった
僕はロイ・ヘインズは知らなかったので なんだか変なシンバルを叩くチャンジーだなと思っていたが ある程度音楽がわかるようになって 彼のドラミングがロイ・ヘインズの強い影響を受けたものだと気づいたが この年になってもロイ・ヘインズの良さがわからないんだから 現在の僕は当時の僕と同じで 未だに ある程度しか音楽がわかっていないということだ
彼は僕の加入をとても喜んでくれた
バンマス以外はやる気の無いミュージシャンに囲まれて フラストレーションが溜まっていたところに 僕のような若いバリバリのギタリストが加入したことで 心から喜んで下さった
僕は僕で ジャズをやっても良いなと思い始めたタイミングだったので 直ぐに彼と打ち解けて 一緒に練習をするようになった

とりあえずは他のクラブの若いベーシストを加えて ギタートリオの形で 金馬車で昼の12時から2時間程度 毎日の練習が始まった
当時はクラブといえども大らかな時代で ミュージシャンは自分が所属していないお店でも比較的自由に立ち入りが許されていた(もちろん営業中の客席に入ることは許される筈も無い 念のため)
ミュージシャンは練習することが本分で それは店側も理解してくれていたし ミュージシャンは横のつながりが大切なので そこも店は理解してくれていた) 要は ミュージシャンがある程度 尊敬もしくは敬意をはらわれていた時代だったんだろう
残念ながらカラオケの登場で この尊敬や敬意は秒速で雲散霧消してしまったけれども・・・

練習が終われば とりあえずジャズ喫茶または普通の喫茶店で音楽談義をし 僕は住まいが遠かったので ドラマーのお宅でシャワーを使わせてもらったりしたあと それでも開店まで時間を持て余したので 一人でジャズ喫茶で時間を潰してから ステージに備えていた
僕自身のギターの練習は この当時が一番真剣にやってた
若いから上達は速かったんだろうが それで直ぐにジャズが出来るほど甘いものではありませんね

それでも約2ヶ月程度の練習を経て 地元のジャズ喫茶で初ライブを行うことになるのだから 厚かましいというか 恐れを知らないというか

次回は初ライブまでの経過と結果を中心に書くつもりです

2009年11月08日

エレキギター初心者 H君 最近のステージです

エレキギター初心者 H君 最近のステージです

エレキギター初心者のH君 彼と知り合って丁度2年半になりました

彼の最近の演奏をアップしましたので 紹介します

エレキギター初心者H君 Play&singing 「Mr. Moonlight」

最初はほんの数個のコードを掻き鳴らす程度の腕前だったのですが
その後急速に上達し 現在はご覧の通り 堂々とステージにも立てるようになりました

彼の上達の秘密は何でしょうか?

一応 僕が彼の師匠と言う立場にあることは疑いの無い事ですが 僕自身が彼に教えた事は ほんの数える程度です

@弾きたい曲を自分でコピーして弾いてみましょう
 最初は一個のコードすら聴き取れず 随分変なコードを「コピーできました」と言いながら 僕に披露してくれました

A足でリズムをとりながら 常に頭のビートを意識して演奏しましょう
 彼は最初はリズム感がとても悪かった 今は 少しだけ良くなりました

B跳ねるリズムは跳ねて弾きましょう
 彼はシャッフルのリズムも全く跳ねずに8ビートで弾いていました 今は跳ねることが出来るようになりました

以上の3点くらいかな? 彼にアドヴァイスしたことは

今では彼は 簡単なポップスの曲ならば 概ね自分でコピーして弾けるようになりました

そして今夜は 彼と一緒のバンドで ビートルズのナンバーをライブハウスでプレイします 僕はビートルズは苦手で H君に叱られながらプレイします ショボン
posted by リッツ at 09:48 | Comment(20) | TrackBack(1) | エレキギター初級編

2009年02月12日

久々のステージ

随分長い期間記事の更新を怠って 何を書いていたのか忘れてしまいました

先日 久し振りにステージがありましたので とりあえず近況報告がてら 動画をアップしておきます

http://www.youtube.com/watch?v=se7c_QgPCBk

曲名は ニカズドリーム Nica's dream

なかなか手強い曲です

最近はギターを触る時間すらなく 月に1〜2度のステージ以外では ギターケースの中に眠ったままの愛器
ご機嫌斜めで ステージでガリガリドカンと凄い音を出してしまいます
何とか宥めながら演奏しています

友人に聞くと あまりに放っておいたから ギターのジャック部分にサビかカビでも発生しているのではとのこと

う〜む マズイ・・・

2008年03月20日

これは凄いぞ ジャズ理論

これは凄いぞ! ジャズ理論

当時の僕等のバンドのリーダーは 素晴らしい才能を持った男で
年齢は僕の一つ上だったけど 話術が素晴らしく 夢を胸に抱えたファンタスティックな方だった

彼からは多くのものを学んだけど 中には大袈裟な表現も多かった

「ギターの五つのポジションって知ってる? これを知らずしてギターは弾けないよ!」
こんな問いかけから始まった与太話もある
彼曰く 一時期東京に居たころ ギターも学び(彼はヴォーカリスト兼ピアニスとだったけど どちらも上手かった だけどギターが弾けるなんて聞いてないぞ?)その時高名なギタリストに教えて貰ったんだと
詳細は明かして貰えず 当時の僕は「何のことだ どういう意味だ 俺は何も知らないんだな〜」と 多いに頭を悩まされた
後日思うに どうやらスケールを弾くポジションのことのようで それならば五つと言わず沢山有るし 別に知らなくてもギターは弾ける
実際に弾いていたし・・・

彼の話は面白い反面 時には大袈裟な表現も多く その一つ一つに一喜一憂する純な僕たちを いつも退屈させずに楽しませてくれた

そして今回の 発言だ

「リッツ君 代理コードって知ってる? ジャズはとても理論的なもので ジャズ理論をマスターしないと ジャズは出来ないよ」
なるほど 今度はそう来たか
半信ではそう感じながら 残りの半疑は また少し怪しげな話か?という期待(懸念?)もある

G7の代理コードはD♭7で これを遣うだけで魔法の用にジャズっぽいサウンドになるんだよ とのこと

「本当かいな? そんな魔法みたいなメソッドが有るとかいな?」
そう感じたから 思わず尋ねてみた

「何でD♭7がG7の代理コードになると?」
リーダー曰く 「理由は知らないけど 兎に角凄い響きになるから それで良いんだよ」
何か釈然としません

とりあえず彼がピアノでそのサウンドを聴かせてくれました
が・・・
何だか耳慣れない変な響きのコードになって これで本当にジャズっぽいって言えるのか?
正直な感想です

だけどもあれだ つまりは 僕の耳が付いていけないだけで 多分これはジャズっぽいのだろう
そう思うことにしましたが 結論から言えばその通りでした
今聴けば何の変哲も無い裏コード 当時の僕の耳には斬新(と言うよりも初めてコーラを飲んだ昔の日本人みたいな状態だと言えば 年配の方なら理解してくれるでしょう)に響いたものです

裏コードはギタリストならば直ぐに判る 減5度の関係と書くからややこしいだけで
要は5度の半音下だから 例えばGの5度はD その半音下ならばD♭

ギターのフレットに置き換えれば 例えばGの音を4弦の5フレットにとれば 5度の音は3弦の7フレット その半音下だからD♭
だけど 判るのと使えるとの間には100万光年ほどの開きが有る訳で
しばらくはバッキングの時に この裏コードを使うようにした 何だかとっても違和感があったけど・・・

そして 代理コードはこれだけに限らず沢山有るんだと
勘弁してくれよ 覚えられないよ そんな気持ちになったことは言うまでもありません
更に これは深遠なるジャズ理論のほんの一部 サワリにしか過ぎず これ以外にジャズの魔術師達は様々なジャズ理論を駆使して 縦横無尽に音を奏でているんだと
(これは後日全くのガセだと判明するんですが 当時はそう思っていました 純情!)

勘違いされると困るんで 予め書いておきますが 

「ジャズ理論なんて糞の役にも立ちませんよ!」

これが僕の持論です だけど当時はそんなこと知らないから 早速勉強してみることにしました

忘れもしない デルボという出版社のジャズ理論の本 上下2冊
だけど題名もデルボのスペルも出てこないんだから 忘れもしない というのは嘘ですね
かすかに覚えています と訂正しておきましょう

僕はこの本2冊を2日で読んで ジャズ理論の大まかな部分は理解しました
実際には読んだことをステージで使ってみて理解を深めていったのですが 読んだだけでも粗方のことは判りました
ただ耳が付いていかないだけで
そしてどんなに理論を駆使しても格好良い演奏は出来ないんだという事が徐々に判って行きましたが
この辺りのことも 今後少しづつ披露して行きたいと思います

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2007年12月14日

ジャズ界の巨人とご対面 そしてジャズ理論との出会い

緊張の中 リーダーが知り合ったジャズ界の巨人ドラマーと 対面の運びとなりました
何処にでもいる叔父さん然としたその方 M氏としておきましょう

M氏は若くて綺麗な女性を二人引き連れて 僕等が出演するサパークラブにお見えになりました

リーダーは悠然としたものですが 僕を含む他のメンバーは 身震いするほどの緊張に包まれていました

M氏の前で 恐る恐る演奏しますが 手が固まって思うように弾けません
純情なものです
それでもどーにか1回のステージを終えましたが 頭の中は「恥ずかしいな〜 笑われたかな〜」 そんな思いが渦巻いています
年輪を重ねた今ならば ベンソンの前でブリージンをリクエストされても 平気な顔で弾けるほど厚かましく(実際は弾けませんよ 良く知らないし・・・)なった僕ですが
当時の僕は純情そのもの
僕等が弾いてる内容なんて M氏は全部わかって ミスも全て見抜かれてしまっている
メンバーの全員がそんな風に思っていました

そして 待望の M氏との競演の時間が・・・

M氏の好意で 次のステージでは僕等と一緒にドラムを叩いて下さる との事
緊張で 心臓が口から飛びだしそうでした

どんなドラムを叩かれるんだろう?

自分の演奏も しっかりやらないといけませんが
2度目があるのかも判らないこの機会 巨人のドラミングやリズムを しっかりと感じなければもったいない
そう思って臨んだステージでしたが

存外でした

彼のドラミングは全然ピンと来ないし
確かにフォーバースは数えられませんでした
いや むしろ 誰にも数えられないんじゃないかな? そう思いました
何だか 時には長く 時には短く 僕の感覚では 4小節のフレーズには聞こえませんでした

それでもメンバー全員が 「やっぱり本物は違うね 難しくて全然判らなかった」 そんな感じ

まあ 後日の種明かしをすると M氏は素敵なドラマーであることは間違いないのですが
元々テクニックがある方では無く 練習不足も響き 手がもつれる 足がもつれる タコは喰う
ずっとそんな状態だったんです
そりゃあ 誰にも数えられないって!!

その後も何度も一緒に演奏や仕事をして 半年ほどたってM氏の姿が理解できました という話です

それでも 今思い返せば 僕はM氏に一番お世話になりました
ドラミングでは感動を貰えませんでしたが 可愛がって戴いて 仕事を紹介して戴き 音楽の何たるかを
教えて戴き 色んなミュージシャンに紹介して戴き 言葉では表せないほどお世話になりました

僕は 今の自分の姿を 往年のM氏にダブらせているのかも知れません
私利私欲無しに 後輩のミュージシャンの面倒を見る 僕はマダマダですが M氏はそんな方でした


大山鳴動鼠一匹 のリーダーのお騒がせはまだまだ続きます


「リッツ君 代理コードって知ってる?」

「うんにゃ 知らない!」

「音楽には理論って言うものがあって これを知らないとジャズは出来ないんだよ!」

「えっ! Realy?」

「そうだとも 勉強しなくちゃ! これからのジャズは理論だよ!」

何だかまた楽しそうな話題を提供してくれます
楽しい人だ!

という事で 次回は理論のお話を・・・
(役に立たないことだけは保証しますが 読むと楽しいかも知れない)

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タグ:ジャズ 理論

2007年11月20日

エレキギター初心者H君の初ステージ

エレキギター初心者H君の初ステージが ひょんなことから実現しました

舞台は既報の通り 僕が企画した「60’s pop jam」というライブで 1曲だけですが彼をフューチャリングしてみようと思い立ったことから始まりました

その顛末を簡単に紹介しましょう

H君は今年の4月に 知人から紹介され 僕が彼のギターを指導することになりました
4月の時点では 超のつく初心者で アコースティックギターでコードらしきものをポロリンと掻き鳴らす程度は出来ましたが エレキギターを手に入れたばかりで チューニングの方法さえ知らない程度でした

その後 彼はメキメキ(?)と腕を上げました
僕等のレッスンは随分と変わっていたと思います

H君は自分で弾きたい曲を見つけて来て 自分なりに弾いて見て どうしても判らない 弾き方や 掴まえきれない音を 僕がアドヴァイスをするという方法で 1回のレッスンは2〜3時間ほどですが その2〜3時間 H君は黙々とギターを弾き続けます
僕はその傍らで 耳だけはH君に向けていますが 自分の用事を続けますので 二人の間には 会話らしきものはあまり発生しません
傍からみれば H君はギターを弾き 僕は自分の用事を片付ける
何処にでもある 家庭の風景のようだと思います

時々は 練習中のバックのカラオケを作成して渡し 彼はそれを持ち帰って 自宅で練習をしています(だと思います)

ところが カラオケと言うものはなかなか厄介なもので 人間と違って 微妙なズレに合わせてくれるどころか 一旦少しでもズレると とことんまでズレてやろうと言う魂胆の持ち主で 流石のH君でも なかなか上手く伴奏には合わせられません

今回は最初の頃に練習した「ジョニー・ビー・グッド」をステージで披露してもらうことにしましたが H君はどうも不満そうです

実は最近のH君はビートルズに傾倒し ここ数ヶ月はビートルズナンバーの弾き語りを練習していましたので ビートルズナンバーを演奏したくてしょうがない様子です

だけど ビートルズナンバーを好演するには相当の実力を要します
僕の判断は 時期尚早 というものです

H君は しぶしぶ 本当にしぶしぶと 少し忘れ始めたジョニー・ビー・グッドを改めて練習し 本番に臨みました

僕のライブは 曲順は決めません
レパートリーの中から 雰囲気を見ながら曲順を決めてやっていくスタイルなので H君は自分の出番が何時なのか判りません
ただ客席でギターを抱いて いつかないつかな?と待っている状態です

好評の中 ファーストステージ最後の曲になりました
そこで H君の舞台としては最高かなと感じたので 彼を指名しました
まさか ファーストの最後にお鉢が廻ってくるとは思ってもいなかったH君 すこしビックリした様子ですが 最初から覚悟は出来ていたのでしょう
迷わずステージに上がり
「アンプはどこだ?」と僕に偉そうに尋ねます
「ハイ 僕のアンプをお使い下さい」
彼のギターを僕のアンプに繋ぎ 僕のカウントで演奏が始まりました

わん つー わん つー すチャララ チャララチャララチャラ ・・・
無事に曲が始まりました 良いぞ!!

曲はとてもエキサイティングでした
彼のギターもヴォーカルも素晴らしく 客席のノリも本日一番です
演奏者と観客が一体になって H君のギターとヴォーカルを盛り立てます
H君のギターとヴォーカルは 僕等を鼓舞します

あっと言う間に終わった約3分間の演奏

終わった瞬間 嵐のような拍手が湧き起こりました

間違いなく この日一番の演奏でした
良くやったH君 君は素晴らしい


当の本人

「何だか悔しいっす 思うように弾けなくて・・・」
「反省っす また頑張ります」

ほざいてろ!

欲の深いH君でした

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posted by リッツ at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | エレキギター初級編

2007年11月02日

オヤジバンド と バンドスコア

ひょんなことから と言うか 念願叶って と言うべきか

今回 11月17日に オヤジバンドをすることになりました

「60’s Pop Jam」と銘打って 盛大に執り行う予定ですが 実質はまあ なんと言うか その有り体に申し上げると

オヤジバンド です ずら

このブログでも何度も書いていますが 僕はもともとロックギタリストになりたかったのですが 到底不可能だと認識しつつ 情熱だけは細々と 今も絶やさず燃やし続けて居る訳でして

まあ ロックは無理にしても 軽いところでポップスとか昔のグループサウンズとかだったら 出来るんじゃないかな〜?と思ったわけで
そこで言い訳ではないのですが ロックやポップスをやるなら 完コピで 何度も練習して クリソツにやりたいなと言うのが希望でしたが
これだと パーマネントのメンバーを見つけて 音源渡して 個人練習して 日時を決めてスタジオで練習して みんなのスケジュールを調整して 何たらかんたらとやってますと 今の僕の状態だと 念願の初ライブまで 20年くらい掛かりそうな勢い?です

20年先僕がこの地球上に存在する可能性はほぼ50% その時にギターが弾ける状態かどうかは まあ良いところ40% その時に他のメンバーが全員健在である可能性は 良いところ10% つまりは 実現不可能と言う訳でして

つまるところ 仕方ない事ながら やっぱり楽譜を作って 当日リハで一発勝負を臨む事にしました
失敗は目に見えていますが な〜に そんなに難しい曲が有るわけじゃなし
とりあえず やってみることに意義がある訳でして
(これは内緒の話ですが シャカリキになって完コピして どんなもんじゃい!と言う演奏をしても お客さんはそんなもの聞いちゃいない とりあえず知ってるメロディーが出てくれば喜んでくれるわけでして ヴォーカルさえしっかり歌ってくれれば どうにか格好は付くものさ あそれ! みたいな感じです)

ところで恒例の話です
僕が作ったオヤジバンド用のバンドスコア 世に数多幾千億の楽曲が存在するなか 僅か10曲にも満たない僕の楽譜を欲する人が存在するとは思えませんが とりあえず販売ページを貼っておきましょう
ダウンロードして使って戴くバンドスコアを紹介しています


http://music-sheets.seesaa.net/article/64056729.html


曲目を見て 噴き出さないように 笑わないように お願いします・・・

出来映えは? 玉石混交! まあ 普通ではないでしょうか・・・


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posted by リッツ at 10:38 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2007年10月18日

究極のアドリブ パット・マルティーノのサニー

パット・マルティーノ(Pat martino)のサニー(Sunny) アドリブ譜(Ad-lib)

30年ほど前にこの曲を聴いたときは 度肝を抜かれました
人間業とは思えないプレイ 曲想はコンテンポラリーで ジャズとは異質なものを感じたのですが それでも確実に凄いことをやってる
そんな確信めいたものはありましたので 早速コピーすることにしました
その当時は 音源はレコードで それをテープレコーダーにダビングして 行きつ戻りつの作業は難渋を極め 3〜4コーラスほどコピーして 断念しました
手書きの汚い譜面は 書いては消しての繰り返しで それでもコピーをした数コーラスは 今でも概ね覚えていますので やっぱりコピーと言う作業自体は 大変だけど血となり肉となる作業のようです

現在は 便利な機械も沢山あり 今回はメディアプレイヤーで 半分の速度でプレイバックして コピーを仕上げました

音源を聴いてみて下さい

ギターの後半のテーマと エンディングのルバーと部分以外は ほぼ完コピです
MIDIのソフトの関係で タイやスラーと細かい装飾音符は表現できませんが なかなか良く採れていると自画自賛です





コピーして改めて感じたことですが このアドリブは凄いです

コンセプトとアイデア エレキギターの特性を熟知したフィンガリング ジョージ・ベンソンとは対極の ギタージャズの一つの頂点を極めるアドリブだと感じます


ジョージ・ベンソンの場合は マルティーノよりも遥かな高みにあるアドリブだと思いますが コピーして得るものは少ないようです

一方 マルティーのアドリブ

彼のアドリブは スピードを落として弾いても それなりに素晴らしいアドリブになります
楽譜にしやすい 単純なフレージングなので エレキギター初心者でも 彼のアドリブラインをなぞることはそれ程難しいことでは有りませんし なぞりさえすればそれなりに格好良く聞こえますので 取り組む価値が非常に高い模範的な演奏です

何度も書いていますが ベンソンの音楽は そのノリとスピード感が命なので コピーしてそれをなぞっても 絶対にあの雰囲気は出ません もちろん大変勉強にはなるのですが 譜面で表現できない音楽ですから 譜面で表現出来ません

マルティーノの場合は ある程度譜面で表現できますし 聞いた感じ以上に オーソドックスな音使いとフレージングなので ジャズの栄養価は高いと申せましょう


ベンソンのアドリブ譜同様 販売していますので 興味のある方は覗いてみて下さい

http://music-sheets.seesaa.net/article/61226960.html


彼のコンセプトはマイナーコンバージョンと表現されていますが その意味が良く判る演奏です

彼の特色でもある連続フレーズも この1曲の中に4〜5パターン出てきます

後半のテーマの後ろに続くワンコードのアドリブでは エレキギターでモードを表現する重要なアイデアも隠されています
但しこの部分は MIDIでは全く表現出来ていませんので 是非 実際のCD等の音源を是非聴いて戴きたいと思います

コピーを終えて 改めて思いました

パット・マルティーノ やっぱり凄すぎる・・・


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2007年10月16日

サパークラブ

歓楽街のキャバレーの仕事は 音楽的には楽だったけど 先輩や年長者に囲まれ ショーのバック演奏もあり ある程度の緊張を強いられる仕事でした

歓楽街ですから 仕事場の行き帰りには素性の怪しい人たちとも目が会うし ホステスさんや酔客との絡みも皆無ではありません

今回新たな職場は 繁華街の片隅にひっそりとある 某サパークラブの仕事でした
喧騒から離れた安らぎと 幾ばくかの寂寥感を感じる職場でした


サパークラブって何なんでしょう

一般的には 美味しい料理 美味しい酒 そして眺望もしくはロケーションを売り物にする高級店で 音楽とダンスフロアーがあるものを サパークラブと称していたようです

ほんの30年ほど以前の話ですが よくこういう営業形態が成り立ったものだと驚きを隠せません
当時の僕等のギャラは 4人編成で40万円程度だったと思いますが 今の世の中 よほど特殊な客層で無い限り 普通のバンドに40万円のギャラを払って コストパフォーマンスが成り立つとは とても思えません 旧き良き時代のお話です


サパークラブの仕事は 6時過ぎに店に入り 客の到着を待ちます

多いときには10組ほどの客が入りますが ゼロの日も皆無では有りません
僕たちは 店にいる約5時間の間 ステージに3回ほど上がりますが 残された時間 することも無く 音楽や映画の話に興じ ポーカーなどをしながら気楽な時間を過ごしました

有り余る時間は 色んな妄想話の温床にもなります
同じメンバーが雁首を揃え 毎日暇を持て余していますので 話題は尽きないのですが それでも自然とネタも尽きてきます

このバンドのリーダーは ピアノとボーカル担当でしたが 音楽的にも人間的にも素敵な人で 色んなネタ話を仕入れてきてくれました
しばらく同じメンバーで 宵の口とナイトと掛け持ちしていましたが ナイトの仕事の契約が終わり 流石に疲れますので 一旦ナイトの仕事はやめようということにしましたが リーダーは既に所帯を持っていましたので彼だけは別のナイトの口を見つけていました

彼が行き始めたナイトの店のドラマーは 僕等の一回りくらい上の年齢の方で それはもう 凄いドラマーだ

話の発端はこういうものでした

リーダー曰く 
「凄いドラマーで 音楽の造詣が深く 彼が放つフォーバースなどは とても難しくて数えられない」

それを聞いたメンバーの僕たちは 目を丸くして
「ふむふむ なるほど 本当に?」
紅顔を火照らして そのまだ見ぬ凄腕ドラマーの話に聞き入ります

どうも話を聞く範囲では その方は 僕がまだ足を踏み入れていないジャズの世界の巨人のお一人のようで 近々僕たちのバンドを見に わざわざ職場のサパークラブに来て戴けるとのこと

さあ いよいよジャズの入り口に 僕も到達したようです

だけど 嫌だな 恥ずかしいな
そんな上手い人が僕のプレイを見たらどう思うんだろう?

今考えれば 「どうとも思わない!!!」 こんなはっきりしていることが 当時二十歳の僕には理解が出来ない
素晴らしい目と耳で僕のギターを聴いた巨人は 笑うのか 蔑むのか いずれにしても 無事に済む筈が無い
僕だけではなく 他のメンバーも 同じ事を感じている様子で 怖いもの見たさの好奇心と 自分の能力に対する劣等感と羞恥心に苛まれる姿 自信満々のリーダーと 迷える子羊状態の3人のメンバー

巨人と対面する前の数日間は 何だかくっきりと色分けされた 微妙な数日間でありました

巨人との対面の話はまた後日・・・



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ジョージ・ベンソン ステラのアドリブ

ジョージ・ベンソン 「ステラ バイ スターライト」

ジョージ・ベンソンのテンダリーというアルバムは 愛聴盤のひとつですが その2曲目に納められている「Stella by starlight」
以前に 2コーラスのみ このブログでもコピー譜を紹介しましたが 今回 ある方の依頼で フルコーラスのコピーを行ないましたので もう一度紹介します





僕には ベンソンのプレイに言及する能力も資格もありませんので 感想だけを述べるに留めたいと思いますが・・・

「アドリブって 本来はこうあるべきなんだな」 正直な感想です

ステラのコード進行は 本来難しいコード進行です
コピーをしていても コードとマッチしない音使いが随所に出てきます
西洋音楽式の 割合きちっとしたコード進行をバックに ベンソンはブルースを表現しています
それが心地良く 格好良く つまりは素晴らしい演奏でありアドリブです
エレキギターによるアドリブの最高峰の一つだと思います

僕はこんな演奏 こんなコピー譜を目にして 何をどう考えれば良いんだろう?

「細かくコードを分析し 細かくフレージングや音使いを検証し そこに何らかの法則性を見出していく」

最も 尤もらしく思える手法ですが こんな方法が何の役にも立たないことだけは断言できます

お前何を言ってるんだ!!それしか方法は無いじゃないか!

そんな声が耳元で響いていますが 違います
そんな方法では 良い音楽は出来ないんです それだけは断言できます
じゃあ どうやれば良いんだ?

それが判らないから 僕には格好良い演奏は出来ないんです
だけど それは僕だけじゃない 君も貴方も 彼等も 皆そうじゃないですか
やっぱり音楽って 頭で考えるものじゃ無いと思うんですよ

僕が感じたことは 概ね以下のようなものです

ベンソンは 元々僕よりも10倍くらい才能が有るんだろうな
ベンソンは 僕よりも10倍くらい練習したんだろうな
それよりも何よりも ベンソンは僕よりも10倍の音楽を聴き 10倍音楽を楽しんでるんだろうな

これが事実なら 見事に辻褄が合います

現実のベンソンのプレイと 僕のプレイを聴き比べた時の差は 丁度これくらいの差があります

10×10×10×10 これはいくつだっけ 10000ですね

ベンソンの音楽は 僕の1万倍素晴らしい ちょっと大袈裟かな?
だけど妥当な線だと思います

こんな検証したことありますか?

仮に 100万人の人間がジョージベンソンの音楽を聴いたとき
恐らく最低でも10万人は彼の音楽が素敵だと思うでしょう
僕の音楽を聴いた100万人は? 多分1000人くらいの人が 僕の音楽を素敵だと思ってくれることでしょう

100000÷1000=100

何と ベンソンは僕の10000倍ではなく たった100倍だけ 僕よりも素敵だという計算結果です

ベンソンのアドリブは ベンソンの音楽は 僕の想像の輪を広げてくれました


楽譜のブログで販売を開始致しましたので 興味がある方は覗いて下さい

http://music-sheets.seesaa.net/article/60932604.html




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2007年09月19日

エレキギター初心者の心構え

エレキギター初心者の方々が 上達を図るために必要な心構えのようなものを 少づつ書いて行こうかと思います


今日は先ず エレキギター上達すると どんな良いことがあるんでしょうか ということについて 書いてみます

真っ先に思い浮かぶのが

「エレキギターが上手くなると 女の子にモテル」

こんな言葉が真っ先に浮かびます

残念ながら 嘘です
女性と言う生き物は 男性に比べると はるかに現実主義者です
表面上はロマンチストを装ってはいても ほとんどの女性は超現実主義者です

何となくギターが弾けて ステージに立っていると 女の子が寄って来そうな そんな幻想は一日も早く捨てたほうが良いと思います

大昔ならばいざ知らず 現代の日本で エレキギターを抱えてステージに立つこと自体に 何等経済的価値を見出すことは出来ません
これが40年前ならば 現在の平均的高校生くらいの音楽の能力があれば 容易くステージに立て 幸運にも 近くに歌が上手い奴が居れば メジャーデビュー→金を稼ぐ という可能性が有り 女性もそこらあたりに魅力を感じ ギター弾きは ある程度のモテの対象にはなっていましたが 現代の日本に当てはまらないことは 自明の理です

むしろ 現代の日本でエレキギターで身を立てようと思い立った初心者は 甲子園を目指す球児さながら 全てのエネルギーを音楽やギターに捧げる気持ちで取り組まないと 先は見えて来ません
そして その殆どの行為が 無駄となり いつしか殆どの人が 
「かつてギターを弾いていたことがあります サラリーマン引退後は 老後の楽しみに またギターを弾いてみたいなと思っています」
みたいなことになります

そして 僕自身は こういう状況を それはそれで素晴らしいなと思っています

固い話になりましたが 女の子にモテようと思うなら エレキギターをフォークギターに持ち替えて 歌の練習をして オリジナルのラブソングを1曲捧げたほうが 効果は有るようです

これでも エレキギターよりは少しはマシ という程度ですが

話を変えましょう

どの程度上手くなれば エレキギターをやってて良かったと思えるのでしょうか?

これも 上手さと満足感には 相関関係は無い と早めに断言しておいたほうが親切だと思います

ろくにコードも押さえられない頃は どんな曲でもスラスラと弾く(てるように見える)少しだけ上手い連中が 羨ましくて あれくらい弾けるようになると素敵だろうな と思うのは当然ですが
実際にそのレベルに行くと もっと上手い人たちが目に飛び込んで来ます

またしても同じように あそこまで行ければと思います

上達を求める限り 際限は有りません
1万人に一人の天才でもない限り 自分のギターを弾く能力に満足出来る人っていうのは 居ないんじゃないかと思います

自分のことを言えば 長いギター人生を振り返って 殆どの時期を上達を目指すことで過ごして来ましたが 10年一日 同じ事を繰り返していたような気がします

最初の3年間くらいは 自分でも驚くくらいに目に見えて上達しますが その後は カタツムリの歩みにも似て 本当に上手くなってるんだろうか?と思うことの連続でした

ある日 17年間の停滞期間を経て 上達のことより 自分が表現したいことって何だろうと考えてみる機会に出会えました

自分の今持って居るスキルで 自分の音楽は表現できるのだろうか?と

結論ははっきりしていました
僕自身がやりたい音楽を表現する能力は 自分自身はほぼ手にしていました
その能力はいつ頃身に付いたんだろう? そう自問自答して得た結論は 17年前から既にその能力は身に付いていた というものです

結局僕は 17年間 上達を目指し 自分の音楽を表現すると言う行為は横に置いたままでした
腹立たしいほど無駄な17年間を過ごしたものです
もちろん 全部が無駄だったとは言えませんが 実に効率の悪い17年間でした

初心者のうちに 早めに何を表現したいか それを見つけた人は幸運です
それが見つからない人は それを探してみたら如何でしょうか

目的は ギターの上達 では無く
表現すること に置き換えれば それに要するエレキギターを弾く能力も ある程度定まってきます
上達はキリがありませんが 表現もキリがありません

だけども 上達は自分自身に向けた内面の問題であり 表現は外部に発散される力です

エレキギターを弾く行為は 究極はライブ活動であり(メディアに記録を残すことも立派な表現ですが) そこに観衆という第三者が介在する以上 行為自体が外部に向けたものでなければなりません

ステージに立って 笑われることも多いのですが ほんの一部の人にでも喜んで戴けた時 この喜びは他では代替が付きがたい喜びです
ステージの魔力とでもいいましょうか

是非 音楽上の目標を見つけ 単純に何となくエレキギターガ上手になりたいと考えるのではなく 表現したい曲を 上手に表現するためのギターの技術を身につけられてはどうでしょうか?

それがすなはち 意味のある上達だと思います 字余り

最後に 書き忘れていましたが 僕自身は キャリアの途中でエレキギターがかなり上手に弾けるようになりましたが 一度も 只の一度も それが原因で女性にモテタことは有りません

その顔なら当然だ?

要らぬお世話です!

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posted by リッツ at 15:18 | Comment(4) | TrackBack(1) | エレキギター初級編

2007年09月12日

スケールの話をちょこっと

今日はデイミニッシュのスケールの話を少しだけいたします

最初は T#dim7 を題材にします
ディミニッシュはこれだけではありませんが 先ずはこのディミニッシュを理解して下さい ディミニッシュの中でも もっとも理解しやすい内容です(それでも簡単ではありませんが)

音源です



PDFファイルです

dk02-01.pdf

dk02-01.JPG


それでは 順をおって解説します


@普通のコード進行です ジャズではもっとも一般的なT-Y-U-Xです

AY7のA7に♭9のテンションを加えルート(根音)をオミット(除く)し 結果的にC#dim7というコードになっています
 A7≒C#dim7 は前回説明済みです

@とAは基本的なサウンドは同じですが 響きやニュアンスが若干変化しています だけど 書いている僕自身は ほとんどその違いを感じません コピーした場合など どちらのコード表記をしようかと悩みますが どちらも一緒なので 悩む僕が馬鹿です 同じものです

B @の進行における普通のスケールです
 スケールを考える場合 ひとまずはこれを覚えて下さい

元となるスケール(この場合はCのメジャースケール)を基本において コードトーンに合わせてターゲットとなる音を変化させる

言葉にすると こういう事です

C#dim7 という表記でも 元になるスケールはCのメジャースケールなんです(これを知らない方が 驚くほど多い)
C#dim7の構成音は C# E G B♭ です
Cのメジャースケールに含まれない音は C# と B♭です
この部分だけを変化させます

スケールを聴いて戴ければ判るように 大変スムーズで だけど少し転調感がある素敵なスケールが出てきます

昔の音楽ならば これだけで十分だったのですが 中にはこれでは飽き足らないと言う方もいらっしゃって
もちょっと何とかならんか?と考える欲張りな方がいらっしゃるんですねこれが

話は大きくなりますが この「もちょっと何とかならんか?」と言うのは 人類の歴史を通じて大切なことで 今日の人類の繁栄(滅亡一歩手前だとも言えますが)の原動力になったコンセプトなんですね

音楽(ジャズに限らず)の世界も 似たような状況で 大変な盛況ではありますが 危機を孕んでいる感も否めません
まあ それは置いておいて


Cは Bの自然な感じでは物足らずココにコンディミを当てはめましょうと そう考えてスケールを大きく変化させています
DとFの音を半音上げるという 斬新的な手法(暴挙?)です
聴かれれば判るように サウンドが大きく変化します これは僕でも判るくらいに大きく変化しています

この部分の解説は 後で詳しく致しますが 先を急ぎましょう

Dは Bで説明したディミニッシュのスケールは実はインチキがありまして 本来のスケールはこのDになります
ところがこのスケール 少々不具合がありまして 最後のB♭からC#に向かう音が 飛び過ぎています 音程的には増2度 普通に言えば短3度 もっと簡単に言えば 半音3個分の隙間があります

この半音3個という隙間は 一般的には スケールとしては飛び過ぎなんです
基本的には スケールは全音又は半音で上下するのが基本で この半音3個と言うのは ハーモニックマイナースケールでは出てきますが これはあくまでもハーモニー(和音でもコードでも宜しい)を作るために便宜的に作られたスケールで 一般的では有りません これを使うと チゴイネルワイゼン! と言う雰囲気になってしまいますが とりあえず この項には関係有りません

そこで この隙間を埋めるために本来のCのメジャースケールに含まれるCの音を加えると 驚くほどスムーズなスケールになり 更にこの音はC#dim7の立派なテンションノートにもなりますので 一石二鳥 一挙両得 濡れ手に粟 棚から牡丹餅 五十歩百歩 何とでも言って下さい
そういう変化を加えています(音数が1個増えていますので3連符にしました)


Eはその結果を しつこく書いたものです

この都合が良いように変化させると言う事が大事なことで 理論なんかに拘ると こういうフレキシビリティーが失われ 音楽は硬直したものになってしまいます


段々疲れてまいりました
ここらでもう一度 音源を聴いてください
僕はその間 ちょっとトイレへ・・・


さて 先に進みましょう

Fは ディミニッシュコードのテンションノートの考え方です
 ディミニッシュコードのテンションは コードトーンの全音上で本来のスケール(この場合はCのメジャースケール)に含まれる音です
C#dim7のスケール内のノンコードトーン(コード外の音)は
D F A そして付け加えた C の音です
DとFの音は 残念ながらコードトーンの半音上なので あっちに行け! となってしまいます
AとCの音は これはもう 認める 正妻の子たるテンションです

Fの左側は 押しも押されぬC#dim7のコードトーンで 右側はノンコードトーンです そしてこのノンコードトーンの下二つは あっちに行け! で上二つは目に入れても痛くないほどの可愛いテンションです

だけど良く見てくださいね 右側の4つの音
この音は?・・・ Dm7の構成音そのものではありませんか
つまり 下二つの構成音までテンションだと認めてしまえば 何と
Dm7に向かうために わざわざそのドミナントとしておいたコードの中に 次に向かうべきコードが含まれると言う歪な関係になり これは近親相姦並みに具合の悪いことです

これはちょっと言い過ぎかも知れませんが
犯人が判って推理小説を読むような 味気ない感覚は否めません

だけど これは本来の理由ではありません

DとFの音をテンションにすると 本来の構成音と♭9の音程が出現するため 忌み嫌われるということが真の理由です
この♭9の音程は 言葉だけでも覚えておいて下さい

Gです
ちょっと待った! DとFが半音上で具合が悪いなら 両方ともシャープさせればOK? D#とF#にしてテンションにすれば良いじゃないか!

いや あの その音は 本来のCのスケールに無い音だから ちょっと難しい

何を寝言を言ってんだ! 誰が決めたそんなこと?
そんな考えだから 音楽が停滞するんだろうが ゴラァ! 構わねえから入れちまえ!

そして D#とF#は 紆余曲折を経て テンションと認められました 但し 今のところ妾腹 という扱いは 気の毒なようでもありますが・・・

そしてこの認知された子供が登場するドラマは紛糾して面白くなるように 鬼っこテンションを含むコードも 色んな変化を見せて音楽を盛り上げてくれます

そしてGの右側の音 DとFを#させることで テンションノートが構成する音はD#dim7になっているという 当たり前と言えばあまりにも当たり前な事実

そして この事実を元に コンディミの世界は拡がって行く訳ですが 実はそれほど拡がるわけでもないという 底が見えてしまったお話と 本日解説が漏れてしまった部分を 次回から引き続き書いていこうかと思っています




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posted by リッツ at 12:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究

2007年09月10日

ナイトクラブ

曲がりなりにも プロのギタリストになった僕ですが 微妙でした

収入的には 大学生のアルバイトとしては十分な収入であり キャバレー1件の仕事だけでも 大卒の初任給を上回るギャラが貰えますので 20歳の貧乏学生にとっては願ってもないバイトです
だけど ステージに上がれば 学生も社会人も関係ありません
腕前のほうは 耳が良くて曲を覚えるのが得意という以外 これと言った売り物がない僕は 噂に聞く地方のスーパーギタリスト連中に対抗するために 色んなスキルを身につけていかなければならない立場でした
だけど もともと練習嫌いな僕は 独学でギターを覚えたこともあり これからどうやって腕前を上げていけば 先行するスーパーギタリスト達に近づけるんだろう?
漠然とした不安や不満を抱えて ギターを弾き続けていました

昼間は大学生 夜はキャバレーのギタリストという2足の草鞋は 経済的に不安がない分 随分居心地の良いポジションでした
バンドの世界は 始終店やバンドを転々とするスタイルなので 横のつながりは驚くほど豊かです
大学関係でも 友人は沢山いますので 両方の交友関係から あるバンドを紹介して貰いました

彼らのバンドは クイーン と言って もともとディスコやダンスホール そしてたまにはロックライブ等で何度も目にしていました
今は仕事が切れて ナイトクラブの仕事だけをしていましたが このバンドのギタリストが実家に帰らなくてはならなくなり ギターを探しているとのことで 僕に白羽の矢が立ちました

コテコテのブリティッシュハードロックバンドで アマチュア時代の僕から見れば 雲の上の存在のバンドでした

紹介されて彼らに逢い 上手いロックバンドのギタリストになれるのかな?という不安は有りましたが 若い僕は不安よりも希望のほうが大きかったのでしょう
彼らのバンドに入ることになりました

とは言っても 想像していたような加入ではなく 彼らのバンドの方向転換で ギタリストが脱退し 彼らの方向性に合う僕が加入したということでした

つまりは リーダーの考えは 今後はロックバンドでは仕事を取るのが難しいので アダルト向けのコンボバンドに方向転換しようと言うもので 僕にとっても好都合な方向転換でした そして本格的なロックが出来ない僕にとっては 好都合ではあるけれど ロックギタリストを目指していた僕にとっては ちょっぴり残念な方向転換でもありました


当時の僕らの地方には バンドが入っているナイトクラブが常に10軒程度有りました

法律の関係で 深夜12時を過ぎると アルコール類の提供や生バンドの演奏は禁止されていた時代で どの店も非合法の営業をしていました

たまには警察の手入れも有り その際には 大事な楽器を抱えて 裏口から飛び出して逃げるという経験が数回有ります


バンドの世界では キャバレーやクラブ等の深夜12時までの仕事を「宵の口」と言い 12時から朝までの仕事を「ナイト」と言ってました

僕は 昼は大学 夜は宵の口 で数ヶ月を過ごしましたが ナイトの仕事をするようになり 必然的に帰宅は朝になりますので 大学へは行けなくなりました
大学2年生の僕は それ以降 卒業するまで 必須科目の体育や英語と試験の時だけ大学に行く生活になりました

非合法のナイトクラブは 5件ほどの有名店以外は いたるところで 出来ては消え出来ては消えを繰り返していました
ナイトクラブと言えば聞こえは良いのですが 客のほとんどは 仕事を終えたホステスと客で 時にはヤクザも顔を出します

僕たちは 軽いロックやポップスを中心に演奏をしながら 客の求めに応じて歌謡曲の歌の伴奏なども行ないます
こういうスタイルでは僕の独壇場で バンドマンになる前に半年ほど通い詰めたパチンコ屋のBGMと その後の短いバンドマン生活で 当時のヒット曲のほとんどを イントロからエンディングまでそれらしく弾くことが出来ました

現在ほどではありませんが 当時から知っている曲は キイを変えてもほとんどのキイで演奏できましたし メロディーさえ知っていれば コードは自動的に頭に浮かんでいました
こういうミュージシャンにはあまりお目にかかったことは無いので 僕はそういう点では特異な能力を持っていたようです

念願のロックミュージックと言うわけには行きませんでしたが リーダーの軽妙な喋りとボーカル そして割合纏まった演奏が好評で あるサパークラブから 宵の口の仕事のオファーが入りました

僕は宵の口はキャバレーのバンドがありますので このオファーを受けるためにはキャバレーのバンドを抜けなければなりません
どちらのバンドも楽しかったのですが 世代が近いナイトのバンドのほうに より多くの可能性を感じ 迷った末に キャバレーのバンドは脱退することにしました

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2007年09月05日

ディミニッシュのアドリブ 第1歩

今回はディミニッシュコードに対するアドリブの第1歩です

先ずはディミニッシュコードをドミナント7thコードだと解釈してアドリブをする手法です
ディミニッシュと言う意識はありません

いつものように 音源 PDFファイル 画像 という構成です
聴いてみて下さい

音源



PDFファイルによるスコア

dk01-02.pdf

スコア画像

dk01-02.JPG


次はコンビネーションディミニッシュを意識したアドリブです
比較のために 同じアドリブラインを採用し ディミニッシュコードになる部分だけを コンディミにマッチするように3箇所だけ音を変化させています

音源



PDFファイルによるスコア

dk01-03.pdf

スコア画像

dk01-03.JPG


どうでしょうか?
何か違いが判りましたか?
僕には同じようにしか聞こえません
若干 コンディミを使ったほうが サウンド的には豊かになっているとも思えますが その分 コードフィーリングやトーナリティー(調性感)が希薄になっています

どちらを選ぶかは まあ その人の好みでしょう

ひとつ言えることは ドミナント7thでアドリブをする場合は コンディミのコンセプトも包括して使えますが コンディミを意識してアドリブを行なう場合 逆はありません
コンディミを使う場合 コードトーンの半音上の音は 出来るだけ主張しないように神経を使わなければなりませんが ドミナント7thでアドリブを行なう場合は そのような制約はありません


もしかしたら この曖昧で区別が付き難いコンディミサウンド
だけども

「このサウンドが好きで好きでたまらないんだ」

そういう方が1000人にひとりくらいは いらっしゃるかも知れません

そういうプレイヤーは そして そういうリスナーを喜ばせたいと心から思っているプレイヤーは コンディミを研究していけば良いかも知れません

だけども 単純なコードで 単純なアドリブすら出来ないプレイヤーや 単純なコードでも 十分にスリリングなメロディーを紡ぎだせるプレイヤーは ドミナント7thでアドリブを行なえば良いのではないかな〜と 思ってやまないリッツなんです


だけども 多くの方が ここまでの記事 チンプンカンプンだと思われているのではないでしょうか

次回からは 順不同ですが
・ディミニッシュコードって何?
・ディミニッシュコードの発生原因は?
・ディミニッシュコードを他のコードに置き換えると何か良いことがあるの?

そんなことを 少しづつ書き進めていきます

ある程度知識が出来れば 曲の途中に唐突に出てくる感があるディミニッシュコード

見た瞬間に 「はは〜ん あのコードか?! なるほどなるほど」と思えるようになるかも知れませんし ならないかも知れません

頑張ってみましょう!


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posted by リッツ at 09:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究

2007年09月02日

ディミニッシュのサウンド 第1歩

先ずは手始めに ディミニッシュのサウンドを聴いて 感じてみて下さい


音源です



音源のスコアです
見難い方は 下のPDFファイルをダウンロードして下さい
画面で見える方は 画面が良いでしょう

dk01-01.pdf

dk01-01.JPG

音源は以下のような構成です
ジャズでは最も一般的な TM/Y7 Um7/X7 と TM/U7 Um7/X7 というコード進行を題材にしました

それでは 解説をしますが 始めにお断りしておきます
内容はかなり高度なものも含まれますので 判らない方は100回読んでも判らないと思います
だけど それで良いのです あまり拘らずに こんなものもあるんだ と思いながら読み進めて下さい
ところどころに大事なことを書いていますので そこを見つけて下さい

それでは 解説を始めます

@普通のコード進行
 コードトーンだけを使ったヴォイシングです

Aディミニッシュを使ったコード進行
 Y7とU7の部分をディミニッシュコードに変えました
 A7=A7(♭9)=C#dim7 と
 D7=D7(♭9)=E♭dim7 という解釈です
 ベースラインにノンダイアトニック(スケール外)のクロマチック(上向・下降)が出現したことに注目下さい
 ここでも コードのテンションノートは使っていません

Bコンビネーションディミニッシュを使ったコード進行とヴォイシングの例
 3小節目のCをEm7に置き換え 半音下降のベースラインにしました
 コードにはテンションノートを使用しています
 ディミニッシュとドミナント7thのコード部分はコンビネーションデイミニッシュを使ったヴォイシングを採用しています
 最後のCは トニックコードに対するコンビネーションディミニッシュのヴォイシングを施しました(CのキャラクターノートであるEの音が含まれて居ないことに注目下さい)

さあ ココで一休みです

どうですか? 「チンプンカンプン」 そう思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか
「知ってるよ こんなこと」 そう思われる方も多いと思います
どちらでも良いのです
先に進みましょう


音源聴いて違いが判るでしょうか?
何か 劇的な変化があるでしょうか?

もともと メロディーがテンションノートになっているせいでしょうか
作成した僕自身は 同じようにしか聞こえません

@もAもBも 僕にとっては同じものです

今回の C#dimはA7 E♭dimはD7 これでアドリブをすれば良いのです

Bに関しては コンディミの手法でヴォイシングしていますが 結果は通常のテンションノートを加えたヴォイシングと 何等変りはありません

僕たち演奏者は 必要に応じて(むしろ普通に)@のコードの提示に対してBのようなヴォイシングを施し 実際の演奏をしています

Bのコード進行を聞いたとき 自然に@の変化形なんだと感じる耳が必要ですが それは経験や努力が必要なことは言うまでもありません
その経験の変わりに このような知識
その努力を効率的にサポートするために このような知識

知識では演奏は出来ませんが 上手に使うことは出来ます

そんなつもりで 読み進めて戴きたいと思います

次回は 上記のコードでの アドリブを考えて見ます

ディミニッシュはまだまだ色々出てきますので 楽しみにして下さい



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posted by リッツ at 11:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | ディミニッシュ研究
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